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2018年04月19日 14時53分 JST | 更新 2018年04月19日 14時53分 JST

アメリカ上院「赤ちゃん連れ議会」OKに ママ議員の思いがルールを変えた。

「新米の親が、仕事も責任を持たなきゃいけないという21世紀の事情を持ちこめた」

タミー・ダックワースさん
Joshua Roberts / Reuters
タミー・ダックワースさん

アメリカ議会で4月18日、歴史的な決定がなされた。

上院議員が、生まれたばかりの乳児を議会に連れてきたり授乳したりすることが可能になったのだ。CNNなどが報じた。

このルールの変更は、満場一致で採択され、1歳未満の新生児が議場に入れることになった。長らく議論されながらも変わらないままだったルールがついに変わった。

大きな決定の背景には、4月9日に生まれたばかりの赤ちゃん・メイルちゃんの存在があった。

メイルちゃんは、イリノイ州の民主党上院議員、タミー・ダックワースさんの2番目の子どもだ。

生まれたばかりの娘をそばに置いておきながら、上院議員としての仕事を続けたい。そんなダックワースさんの思いを実現するために、上院のルール変更が実現した。

ルールの変更を主導したダックワースさんは、同僚に感謝の気持ちを伝え「新米の親たちは(子育てだけでなく)仕事も責任を持たなきゃいけないという21世紀の事情を、ようやく上院議会に持ちこめた」と述べた。

ダックワースさんは「こうした政策は、単なる女性問題ではなく、当たり前の経済問題なんです」とも強調したという。

議会ルールを制定する委員会のエイミー・クローバチャー民主党員はこのルール変更を受けて、以下のようにコメントした。

「世の中の母親や父親は毎日、素晴らしい親であることと、成功した職業人であることのバランスを取っています。職場はその現実に気づかないといけない」

「アメリカの上院も例外ではありません」

日本では2017年11月、熊本市議の緒方夕佳さんが生後7カ月の長男と一緒に議場に入ろうとしたところ、同伴出席を認められず、騒動となった。

2018年2月には、これまで規則になかった「議場に入ることができる人の条件」が追加され、議長が特に必要と認める者だけが入れるというルールになり、緒方さんは「子育て世代の政治参画が難しくなるような方向性」だと話していた