"あの戦争"をふり返る時間。映画「ゲッベルスと私」を監督と共に読み解く【募集終了】

5月23日(水)午後7時より。ヨーロッパから来日する監督2人の話を直接聞けます。
(c) 2016 BLACKBOX FILM & MEDIENPRODUKTION GMBH

終戦から69年の沈黙を破ったナチス政権の宣伝大臣ゲッベルスの秘書。彼女の独白を目の当たりにした時、私たちは未曾有の戦争となった第2次世界大戦をどうふり返るのでしょうか――。

ドキュメンタリー映画「ゲッベルスと私」に登場する103歳のブルンヒルデ・ポムゼルは、近代における最も冷酷な戦争犯罪者のそばにいた人物。6月16日(土)より全国で公開されるこの映画は、彼女が終戦から69年の沈黙を破って当時を語った、貴重なドキュメントです。

5月23日(水) 午後7時より行われる、「ゲッベルスと私」の映画公開ならびに監督来日記念の記念トークセッションに、ハフポストが協賛します。

ハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎が聞き手となり、来日する「ゲッベルスと私」の監督のおふたりに本作について語っていただきます。また、ドイツと日本両方の社会を知るマライ・メントラインさんと、多様な読み解きのできる本作品の魅力について語り合います(通訳付き)。

世界各国で製作されたアーカイブ映像も映画で多数使われています。公文書の管理が問われる現代の日本において、「記録」が持っているパワーを改めて見せつけられます。

第2次世界大戦の終結から73年。平成の終わりも近づく中、私たちは"あの戦争"とどう向き合えばいいのか。

何か間違ったことが周りで起きたとき、「あれ?」と疑問に思ったとき、ひとり一人が「NO」と言えるような、自由な社会を本当に築けているのか。じっくりと歴史を語り合う時間に参加しませんか。

皆様のご参加をお待ち申し上げます。

【こんな人におすすめ】

・近現代史に関心がある

・第2次世界大戦と対比させて現在の世界情勢を考えてみたい

・フェイクニュースが問題となっている今、「情報とは何か」を問い直したい

「"あの戦争"を振り返る時間」イベント開催概要

●開催日時2018年5月23日(水) 19:00開演 18:45開場

●主催 紀伊國屋書店 共催 岩波ホール、サニーフィルム

●協力 オーストリア大使館

●メディアパートナー ハフポスト日本版

●会場 紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース

●参加料 500円

●応募方法 お電話にてご予約を受付いたします。(先着50名様)※募集は終了しました。

※書籍版『ゲッベルスと私』は、2018年6月、紀伊國屋書店出版部より刊行予定。

歴史の重みを感じながら、今を流れる「アタラシイ時間」について考えてみよう。

ハフポスト日本版は5月に5周年を迎えます。この5年間で、日本では「働きかた」や「ライフスタイル」の改革が進みました。

人生を豊かにするため、仕事やそのほかの時間をどう使っていくかーー。ハフポスト日本版は「アタラシイ時間」というシリーズでみなさんと一緒に考えていきたいとおもいます。

<登壇者プロフィール>

クリスティアン・クレーネス監督

1990年、ウィーンに映像プロダクションを設立し、フリーランス・プロデューサーとして活動する。アカデミー賞受賞俳優で、小説家、脚本家、劇作家、映画監督のピーター・ユスティノフ(イギリス)と長年テレビや舞台製作を共にする。2006年、ブラックボックス・フィルム & メディアプロダクションを設立し、会社経営、プロデューサー、ディレクター業を兼務する。現在、ホロコーストを生き延びた105歳のユダヤ人のドキュメンタリー『A JEWISH LIFE』を製作中。海洋資源の乱獲問題や有刺鉄線を巡る新作も準備中。

フロリアン・ヴァイゲンザマー監督

ウィーン大学で政治学とコミュニケーション学を専攻した後、オーストリアの政治誌「Profil」でジャーナリストとして働く。1995年、ウィーンを拠点にする通信社に転職し、ヨーロッパ全土に向けてニュース記事やルポルタージュを書く。その後、クリスティアン・クレーネスと、東欧とアジアをテーマにした数多くの政治・社会テレビ番組を制作する。

マライ・メントライン

翻訳・通訳・エッセイスト。ドイツ最北部の町キール出身。NHK「テレビでドイツ語」「まいにちドイツ語」に出演。2008年より日本在住。通訳・翻訳・ドイツ放送局のプロデューサーにウェブでの情報発信と、多方面に活躍中。著書に、『ドイツ語エッセイ 笑うときにも真面目なんです 』(NHK出版)がある。

竹下隆一郎(たけした・りゅういちろう)

ハフポスト日本版編集長。慶應義塾大学法学部卒。2002年朝日新聞社入社。経済部記者や新規事業開発を担う「メディアラボ」を経て、2014年~2015年スタンフォード大学客員研究員。2016年5月から現職。

【注意事項】

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