スヌーピー、日本に身近な存在に。SMEが権利会社の株式取得へ

新たな映像コンテンツやグッズを直接作り出すなど、幅広い展開を期待
スヌーピーなど「ピーナッツ」のキャラクターたち
スヌーピーなど「ピーナッツ」のキャラクターたち
Str Old / Reuters

スヌーピーが日本人にとって、より身近な存在になるかもしれない。

日本のソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は5月14日、スヌーピーの権利を持つアメリカの会社「ピーナッツホールディングス」の株を約39%取得すると発表した。

SMEは、これまでも国内では、スヌーピーのライセンス契約を仲介するエージェント事業をしてきたが、「非常に魅力的で強化していきたい」との思いから、株の取得に踏み切った。

SME広報部によると、日本企業がピーナッツのコンテンツホルダーになるのは初めて。今後は新たな映像コンテンツやグッズを直接作り出すなど、幅広い展開が期待されるという。

ピーナッツ株は現在、その80%をカナダの子供向け番組制作大手DHXメディアが保有し、残りの20%を作者であるチャールズ・M・シュルツさんの遺族が保有している。SMEは6月末、DHXの所有する株式のうち、49%を約204億円で取得する予定。

スヌーピーたちが登場するコミック「PEANUTS」は、1950年10月2日にアメリカの7紙で連載が始まり、現在は75カ国2200紙で掲載されている世界的な人気作品。2020年には生誕70周年を迎える。

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