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2018年05月16日 16時31分 JST | 更新 2018年05月16日 16時33分 JST

金正恩氏、スッポンの大量死に「お話にならない」と激怒 脱北者出版

朝日新聞社提供
ソウルで14日、著作について説明する太永浩氏=李聖鎮撮影

スッポン大量死に正恩氏激怒、支配人は銃殺 脱北者出版

 2016年夏に韓国に亡命した北朝鮮の太永浩(テヨンホ)元駐英公使が回顧録「3階書記室の暗号」(韓国語版)を15日付で出版した。即興的な指示を繰り返す金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の素顔や容姿の美しい女性を指導者らの世話をする仕事に抜擢(ばってき)する仕組みなどを紹介した。

 題名は、北朝鮮を動かす中枢組織の指示や報告が全て暗号でなされ、その秘密を暴露したことによる。

 著作によれば、正恩氏の性格は性急で即興的という。15年5月、スッポン養殖場を現地指導した際、大量に死んだスッポンを見て「電気や飼料などの問題だというのは、お話にならない」と激怒。養殖場支配人は銃殺された。

 正恩氏と母親の故高英姫(コヨンヒ)氏は、祖父の金日成(キムイルソン)主席と面会できなかった。金正日(キムジョンイル)総書記の妹、金敬姫(キムギョンヒ)氏とその夫、張成沢(チャンソンテク)元国防副委員長が阻止したとされ、正恩氏は経済的な利権も手放さない張氏を恨んだという。

(朝日新聞デジタル 2018年05月16日 12時32分)

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