自宅ですぐに真似したい。極上ハイボールの作り方を「マスター・オブ・ウイスキー」に聞いた(動画つき)

ポイントはソーダをどう注ぐか、だ

極上のハイボールの作り方を紹介する。指南するのは、ウイスキーの「伝道師」と呼ばれるサントリーの佐々木太一さん(46)。

ハイボールの作り方を指南する佐々木太一さん=東京都港区のサントリー美術館
ハイボールの作り方を指南する佐々木太一さん=東京都港区のサントリー美術館
Kazuhiro Sekine

佐々木さんはサントリーのバレーボール選手として活躍。引退後は営業マンなどをへて、ウイスキー専門家としての最高位の資格「マスター・オブ・ウイスキー」を持つ。

佐々木さんは5月21日、サントリーとハフポスト日本版がサントリー美術館(東京都港区)で開いたイベント「みんなで"自家製ハイボール"を飲む時間」に講師役として登壇。参加した約40人に家庭でできるおいしいハイボールの作り方を「伝授」した。その手順をここで再現する。

グラスに氷だけをいくつか入れ、マドラーでくるくると回す。グラスを持つ指先が冷たくなるまで続ける。

氷はできれば球型がよい。同じ体積なら水と接する表面積が最も小さいため、氷が溶けにくいからだ。

ここで注意しなければいけないのは、グラスを冷やすのに冷蔵庫に入れない。グラスに水分が付くが、その発生元は生鮮食料品。匂いも一緒についてしまうという。

Jun Tsuboike

グラスが冷えたところで、氷から溶け出した水をいったん捨てる。そこへウイスキーを好きな量だけ注ぐ。

Kazuhiro Sekine

ソーダを入れる前に、ウイスキーと氷が入ったグラスをかき混ぜる。目安は約20回。アルコール度数の高いウイスキーが水と混ざると「希釈熱(きしゃくねつ)」が生じ、氷を溶かすなどしてウイスキーの味が薄まってしまうからだ。

ソーダが入りすぎないよう、氷を追加する。その後、ソーダを注ぐ。

ソーダが氷に触れると炭酸が飛んでしまうので、氷に触れないよう、グラスのへりからゆっくり入れるのがこつだ。

Kazuhiro Sekine

アルコールの比重は軽いため、ソーダを入れた時点でほとんど混ざっている。このため、改めてかき混ぜる必要はなく、マドラーを縦に1回動かすだけ。これでおいしいハイボールのできあがりだ。

会場からは「全然味が違う」「お店で飲んでるみたい」など歓声が上がった。とはいえ、「この作り方はあくまで一例」と佐々木さんは話す。そしてこうも付け加えた。「ウイスキーの量もお好みで、自分なりのスタイルで作ればいい」

Kazuhiro Sekine
Kazuhiro Sekine
Kazuhiro Sekine
Kazuhiro Sekine

お酒が大好きな人も、アルコールがそんなに強くないという人も...。その日の気分に合わせて色々なハイボールを楽しめば、自宅でも「アタラシイ時間」が作れるかもしれない。

ハフポスト日本版は5月に5周年を迎えます。この5年間で、日本では「働きかた」や「ライフスタイル」の改革が進みました。

人生を豊かにするため、仕事やそのほかの時間をどう使っていくかーー。ハフポスト日本版は「アタラシイ時間」というシリーズでみなさんと一緒に考えていきたいと思います。「 #アタラシイ時間 」でみなさんのアイデアも聞かせてください。

注目記事