NEWS
2018年05月31日 11時08分 JST | 更新 2018年06月08日 19時29分 JST

サウジでセクハラが罪に 国王主導、女性の権利保護進む

サウジでセクハラが罪に 国王主導、女性の権利保護進む

 サウジアラビアで30日までに、セクハラに対して禁錮や罰金の刑を科す新たな法案が閣議で承認された。国営通信などが伝えた。サウジでは6月24日、女性による車の運転が解禁されることになるなど、女性の権利保護が進み始めた。今回もこうした改革の一環とみられる。

 サウジ当局やAFP通信によると、法案は政府の助言機関にあたる「諮問評議会」を通過し、閣議で承認された。体に触ったり、性的な発言をしたりするなどの嫌がらせをした場合、最大で5年の禁錮と30万サウジリヤル(約870万円)の罰金になるという。特に、職場や学校など公共の場での行為や、加害者が公的機関の職員だった場合には、より重い罰則が適用される可能性があるという。

 サルマン国王の指示によって立案され、当局は「ハラスメントという社会現象と闘うために、それらの行為を法で禁じ、法的重要性を説明することが必要だと判断された」としている。

 サウジでは、父親や兄弟の許可がなければ女性が外国旅行などができない「男性後見人制度」が根付く。人権団体や女性活動家が撤廃を求めている一方、ムハンマド皇太子らの主導で規制緩和も始まっている。(ドバイ=高野裕介)

(朝日新聞デジタル 2018年05月31日 10時52分)

関連ニュース