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2018年06月02日 14時18分 JST | 更新 2018年06月02日 14時22分 JST

「ネットのニュースは "同じ顔をしている"」 やくみつるが語るネットと新聞

キーワードは「信ぴょう性」「スピード」「均質性」など

AbemaTIMES

 AbemaTV『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』(5月20日放送)で、パネリストたちが「ネットニュースVS新聞。大切なのはどっち?」というテーマで意見を戦わせた。

 まず、プログラミング学習サイトを運営する株式会社Progateの加藤將倫氏は「新聞には、パッと見ただけでどんな記事があるのかわかる一覧性の高さがあるし、それぞれの記事の見出しの大きさから重要性もわかる。情報の信頼性も高い」とした上で、「ネットニュースはリアルタイム性に優れているし、例えば大谷翔平選手がホームランを打ったというような速報であれば、Twitterで検索するのが一番早い。新聞だとどうしても一般的に重要な情報しか載らないことが多いが、海外のIT企業の動向などはネットニュースの方が強いと思う。ただ、ネットニュースやSNSの情報の中には信頼できない情報も混じっている。今後は自動で判定していく仕組みもできていくと思うので期待している」と語った。

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同じくベンチャー起業家の関口舞・株式会社プールサイド代表取締役社長は「どこでも見られるという意味ではネットは便利だが、誰が取材して記事を書いたかが重要だと思う。恐ろしいのは、影響力のある人が言った言葉が本当かわからないまま、まかりとおってしまうこと。ネットはどれだけ読まれたかのPVが収入にシビアに影響するので、儲けようと思ったら正しい情報や役に立つ情報よりも、炎上するような記事を書いた方がいい。間違った情報を量産しかねない体質が良くない点」と指摘した。

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文筆家の古谷経衡氏は「例えばYahoo!ニュースに掲載されている記事の7、8割は新聞・週刊誌・通信社から配信されたものなので、僕たちは無意識に新聞・雑誌を読んでいる。紙媒体の記事のいいところは、校正・編集が入っているところ。即時性はないし、確かにフェイクニュースや偏向もあるが、社内で二重三重にチェックしているからコピペや誤った情報も多いネットのものより遥かに質は高い」とコメント。

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 漫画家のやくみつる氏は「紙の本と電子書籍を比べた場合、装丁によって入門書なのか、専門書なのかがわかる。ネットのニュースは"みんな同じ顔"をしていて、あまりにも均質な状況で配信されているので、どれが本当に重要なニュースで、どれが与太ニュースなのかがわからない。この均質というのが便利なようで曲者だなと思う。紙の新聞も、恐ろしく細かいジャンルに分かれている。自分は『日本農業新聞』を取っているが、細かい情報満載で面白い」と話していた。(AbemaTV/『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』より)

(2018年6月2日AbemaTIMES「やくみつる、ネットニュースの問題点は"みんな同じ顔をしていること"」より転載)