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2018年06月04日 11時33分 JST | 更新 2018年06月08日 20時03分 JST

「犬の手も借りたい」。オーストラリアの学校で「癒し犬」ハリーが活躍

ある生徒は言った。「ハリーはだれの人物評価もしない」

朝日新聞社
7年生(日本の中1)の生徒たちといっしょに数学の授業に出席するハリー。制服のネクタイは、体に合うように短く仕立て直してもらった=シドニー西部のカブラマッタ・ハイスクール、小暮哲夫撮影

同級生は癒やし犬 シドニーの学校、ネクタイして着席

オーストラリアの学校に、「級友」たちのストレスを和らげ、勉強を後押しする犬が登場した。シドニー西部のカブラマッタ・ハイスクール(中高校)に通うオスのハリー(生後7カ月)だ。その活躍に他校も関心を寄せる。

取材に訪れた日、ハリーは7年生(日本の中1)の数学の教室にいた。

生徒と同じネクタイを下げ、計算をする生徒たちの間で静かに座っている。隣の席のレイチェル・カーリングさん(12)は「(ハリーは)だれの人物評価もしない。教室を平和にして、必要なときに寄りかかれる存在です」。休み時間には生徒たちに囲まれる。11年のロリス・トリマルチさん(16)は「勉強が大変なとき、安らぎをくれる」と話した。

飼い主は、美術教諭のベタニー・ウォーターズさん。ストレスを抱えがちな思春期の生徒たちへの「癒やし効果」を期待して、学校に提案。州政府や保護者の許可を得て、昨年末から毎週火、木曜日に登校するようになった。美術室だけでなく、要望があればほかの教室にも行く。犬が苦手な生徒には自ら近寄らないようにしつけている。

(朝日新聞デジタル 2018年06月04日 09時09分)

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