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2018年06月06日 10時25分 JST | 更新 2018年06月08日 20時03分 JST

スターバックスのシュルツ会長、退任へ 大統領選に出馬か?

リベラルな政治姿勢で知られている。

朝日新聞社
米コーヒーチェーン大手のスターバックスの会長職退任を発表したハワード・シュルツ氏。写真は2014年3月19日、米シアトルでの同社株主総会で話をするシュルツ氏=AP

米スタバのシュルツ会長退任へ 大統領選に出馬?

 米スターバックスは4日、ハワード・シュルツ会長(64)が26日付で退任すると発表した。米シアトルの地元コーヒー店だったスターバックスを、世界的なカフェチェーンに育て上げた。米民主党に近いリベラルな政治姿勢で知られ、2020年米大統領選への出馬観測も出ている。

 シュルツ氏は名誉会長となり、後任会長には取締役で米百貨店大手JCペニー元会長のマイロン・ウルマン氏が就く。

 シュルツ氏は1982年にスターバックスに入社後、独立して87年に会社を買収し、最高経営責任者(CEO)と会長を歴任した。薄く酸味の強いコーヒーが主流だった米国に、イタリアのエスプレッソ文化を持ち込んだ。家庭と職場・学校に続く「第3の場所(サードプレース)」としてくつろげる空間もめざし、世界77カ国に計2万8千店超を展開する世界企業に成長させた。従業員に宛てた4日の手紙で、シュルツ氏は「利益と社会的な意義を両立することができた」と振り返った。

 米民主党支持者として知られるシュルツ氏は移民制限などトランプ政権の政策に異議を唱え、政治家への転身も取り沙汰されてきた。4日、米紙ニューヨーク・タイムズに「私たちの国の中で強まる分断や、世界での立ち位置を深く案じてきた」としたうえで、「恩返しに私が果たせる役割があるのか考えたい」と述べた。その選択肢に「公職」も含まれると認め、大統領選出馬の可能性を否定しなかった。(ニューヨーク=江渕崇)

(朝日新聞デジタル 2018年06月05日 22時51分)

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