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2018年06月11日 10時45分 JST | 更新 2018年06月11日 10時45分 JST

6歳の娘が生き埋め「早く助けて!」。グアテマラの火山爆発で母の悲痛な叫び

避難所となった小学校の教室で、住民たちのすすり泣きが響いた。

朝日新聞社
グアテマラ・フエゴ山の噴火の避難所となった小学校の教室には、5~6家族が身を寄せていた=2018年6月8日午後1時48分、エスクイントラ、岡田玄撮影

「のみ込まれた瞬間、電話越しに妻の叫び声」グアテマラ

 中米グアテマラのフエゴ山(標高3763メートル)の大規模噴火から10日で1週間。8日までに死者109人が確認され、197人が行方不明だ。火山活動は引き続き活発で、雨による泥流の発生も懸念され、捜索活動は極めて難航している。記者が現地に入ると、避難した住民たちが家族との再会を待ちわびていた。

 「6歳の娘がまだ生き埋めになったままなの。早く助けて!」。捜索が一時中断された8日、避難所となったエスクイントラ市の小学校で、ドマリ・トマスさん(24)が涙を流しながら叫んだ。難を逃れた1歳半の娘を胸に抱く。教室内に、身を寄せた住民たちのすすり泣きが響いた。

 トマスさんが暮らしていたエルロデオ村サンミゲルロスロテス地区は、火砕流にのみ込まれた。約200世帯の住民のほぼすべてが肉親を亡くしたり、行方が分からなくなったりしている。連絡が取れない18世帯は、家族全員が生き埋めになっているとみられる。

 トマスさんが行方不明のままの6歳の娘エミリちゃんの姿を最後に見たのは3日の早朝だった。仕事に出る前、すやすや寝息を立てていた。

(朝日新聞デジタル 2018年06月11日 08時19分)

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