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2018年06月12日 10時47分 JST | 更新 2018年06月12日 10時47分 JST

「無理やりにでも、連れ戻していたら...」新幹線殺傷、容疑者の母がコメント

「私なりに愛情をかけて育ててきました」

時事通信社
けがの治療のため神奈川県警小田原署を出る小島一朗容疑者。走行中の東海道新幹線「のぞみ265号」の車内で乗客3人を殺傷し、現行犯逮捕された=10日午前4時45分、神奈川県小田原市 

「連れ戻していたら...」 新幹線殺傷、容疑者母コメント

 走行中の東海道新幹線内で男女3人が殺傷された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された無職小島一朗容疑者(22)=愛知県岡崎市=の実母が11日、報道機関にコメントを発表した。コメントの概要は次の通り。

     ◇

 このたびはご遺族の方、また被害にあわれた方々に大変なことをしてしまい、また関係の皆様に多大なご迷惑をおかけし、心から深くお詫(わ)び申し上げます。

 今回このような事件を起こしたことは、予想もできず、まさに青天のへきれきで、自殺することはあってもまさか他殺するなんて思いも及びませんでした。初めて聞いたときはまさかと耳を疑い信じられませんでした。テレビの映像を見て本当にショックで、未(いま)だに精神状態が良くありません。このような形でコメントすることを、ご容赦ください。

 一朗は、私なりに愛情をかけて育ててきました。

 中学生の時、不登校になり、家庭内での生活が乱れ、将来を心配して定時制高校に入れること、また自立支援施設に入れることを本人に提案したら、素直に応じてくれ、高校の3年間と職業訓練校の1年は資格も取り、車の免許も取り、無事に就職もできました。 しかし、入社後は、仕事がうまくいかず落ち込んでしまい、1年足らずでやめてしまいました。

 その後はかなりの自信喪失で自殺をほのめかすようになりました。昔から岡崎のおばあちゃんに懐いており、一緒に暮らしたいと本人も希望していたので、岡崎へ行かせました。私の提案で岡崎のおばあちゃんと養子縁組をし、居場所を確保しましたが、結局居づらくなったようで、何度か家出を繰り返しました。家出中も何度か電話で話す機会があり、その時も自殺をほのめかしていました。「無理やりにでも連れ戻していたら」と、いまは悔いが残ります。すぐにでも帰って来て欲しかったですが、また同じことを繰り返すのではと思い強く言えず、なんとか自力で帰ってくるように促していました。

 今回このようなことになり、どちらかといえば正義感があり優しかった一朗が極悪非道な、一生かけても償えない罪を犯したことに未だに困惑しています。受け入れ難く、やり切れない思いでいっぱいです。事実を直視するのには、まだ時間がかかると思います。このようなことを申し上げていい立場にあるのかわかりませんが、しばらくの間、そっとしていただけるとありがたいです。

(朝日新聞デジタル 2018年06月12日 01時48分)

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