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2018年06月13日 00時37分 JST | 更新 2018年06月13日 00時38分 JST

乾のゴール、重苦しいムード吹き飛ばす 西野ジャパン初勝利

日本代表が、待ちわびた光景だった。

朝日新聞
後半、同点ゴールを決める乾(中央)=関田航撮影

乾のゴール、重苦しいムード吹き飛ばす 西野J初勝利

(12日、日本4―2パラグアイ サッカー国際親善試合)

 日本代表が、待ちわびた光景だった。

 1点を追う後半6分。相手ゴール前でパスを受けた乾が、ドリブルで仕掛ける。右へ持ち出し、狙い澄まして蹴った球は、きれいにゴールネットを揺らした。4月に西野監督が就任してから3試合目にして、日本が奪った初めてのゴールだった。

 前半32分には、自陣深くから球をクリアしきれず、パラグアイにゴールを許していた。日本が先取点を奪われるのは、今年に入って5試合連続。スタジアムを包んだ重苦しいムードを、その一蹴りで吹き飛ばしてみせた。

 所属クラブで負った右太もものケガで出遅れ、国内合宿では別メニュー調整が続いた。チームも目に見える結果を残せないでいた。苦しい状況が続いても、乾は動じることなく言っていた。「スイス戦とパラグアイ戦は失敗できる。そこでどうチャレンジできるか。内容を求めたい」

 後半18分にも相手GKが届かないコースへゴロで蹴り込み、この日2点目。乾のプレーで勢いづいた日本の選手たちは、攻めあぐねる時間の多かったスイス戦までとは打って変わり、次々とパラグアイゴールへと襲いかかる。32分には相手のオウンゴールを誘った。

 直後に交代で乾がピッチを去った瞬間、この日一番の拍手がわき起こった。

 日本にとって、今年5試合目にしてようやく手にした初勝利。W杯に出場しないパラグアイは、経験を積ませる目的で若手主体のメンバーで臨んできただけに手放しでは喜べない。ただ、未勝利、無得点のままW杯を迎えるという最悪のシナリオは避けられた。(清水寿之)

(朝日新聞デジタル 2018年06月13日 00時07分)

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