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2018年06月15日 10時47分 JST | 更新 2018年06月15日 10時48分 JST

「闇の職業安定所」殺人事件の被害者母、胸中語る「全てが娘と重なる」

静岡・看護師連れ去り事件を受け…

Anna Berkut / Alamy
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「全てが娘と重なる」 闇サイト被害者の母が胸中語る

 「どんな思いで車に乗っていたのかと思うと......。全てが娘と重なって、本当につらい気持ちになった」

 静岡県藤枝市の山中で看護師内山茉由子さん(29)が自分の車に突然乗り込んできた男らに連れ去られ、遺体が遺棄された事件を受け、2007年に名古屋市であった殺人事件で「闇の職業安定所」と呼ばれるインターネットのサイトで知り合った男らに一人娘を殺された磯谷(いそがい)富美子さん(66)は、こう話した。

 07年8月、名古屋市千種区で、ネットで知り合ったばかりの男3人は、帰宅中だった会社員の利恵さん(当時31)を車中に連れ込み、その後殺害した。現場となった路上は、自宅からわずか約100メートルのところだった。

 磯谷さんは「被害者は普通の生活をしていて、まさかこんな犯罪に巻き込まれるとは思っていないはず。『自分を守るように気を付けなさい』というのは無理だと思う」と話す。

 捜査関係者によると、内山さんを車で連れ去ったとして逮捕監禁容疑で逮捕された容疑者2人は互いに面識がなく、地域特化型の掲示板サイトを通じて知り合ったとみられる。犯罪に発展する恐れがある有害サイトの規制強化を訴えてきた磯谷さんは「11年前と何も変わっていないのか。ネットが絡む犯罪を特に厳しく罰するなど、対策を講じないと、同じ犯罪が繰り返される」と指摘した。(松本龍三郎)

(朝日新聞デジタル 2018年06月15日 08時14分)

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