アイドルグループAKB48の53rdシングルを歌う選抜メンバーを決める第10回世界選抜総選挙の開票イベントが6月16日、ナゴヤドームで行われた。
毎年話題になるAKB総選挙だが、自己最高位の2位にランクインした須田亜香里がスピーチの中で、「世間のみなさんは私たちが思っている以上に48グループに興味がない」と危機感を訴える一幕もあった。
2017年の6位から大躍進した須田。3位にHKT48・宮脇咲良(20)の名前が呼ばれ、2位以上が確定した瞬間、喜びを爆発させた。
スピーチでは、「ステージの一番端っこからスタートした私でも、よじ登ってくればこんなに高いところまで来られるってことを、これから頑張ろうと思っているメンバーたちに証明することが出来たらいいなと思って1位を目指すと言った」と振り返った。
2017年に「神7」入りでテレビや雑誌などのメディア露出が増えた須田だが、出演経験から気づいたこととして、以下のように訴えた。
「世間のみなさんは、私たちが思っている以上に48グループに興味がないということです。こんなにもみなさんが熱く応援してくれるのに、こんな私でも見てくれる心の清い人たちがいるのに、なんでこんなにも伝わらないんだろうってもどかしくて」
「いい順位だといって番組の方に興味を持ってもらっても、あなたはなにができますか?何を伝えられますか?ということを常に問いかけられ、求められます。その連続で、しかも私の8年以上のこのグループでのストーリーは10秒のダイジェストにまとめられ、本当にまだまだだなって思います」
つづけて、観客やメンバーらに向かって、力強く呼びかけた。
「でも、今こそメンバーひとりひとりが自分の武器、自分自身をもっと武器にして、個性を出していって48グループの旗を掲げて戦っていく時だと思います」