6月25日、ロシアのボルゴグラードで行われたグループリーグA組のエジプト対サウジアラビアの試合。A組はウルグアイとロシアが決勝トーナメント進出をすでに決めており、共に敗退が決まったチーム同士の試合だった。
試合には、この日で45歳161日だったエジプトのゴールキーパー、エサム・エル・ハダリ選手が先発メンバーとして出場。2014年ワールドカップ・ブラジル大会で日本戦に出場したコロンビアのゴールキーパー、モンドラゴン選手の(当時)43歳3日の最年長出場記録を塗り替えた。
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エジプトはイングランド・プレミアリーグで今季得点王に輝いたエース、サラーがシュートを決めて先制。その後、前半40分にペナルティエリア内でエジプトの選手がハンドを取られ、サウジアラビアがPKを獲得。
追い込まれたエジプト。蹴るのは、エル・ハダリ選手より22歳年下のアルムワラド選手。強く蹴られたボールは勢いよくゴールに向かっていく。しかし、そのボールを45歳の守護神が止めた。
その後、エジプトはサウジアラビアに2点を許して試合には負けてしまう。
試合後、エル・ハダリ選手は「負けてしまってエジプトのファンには申し訳ない。だけど、プレーができて本当に光栄だった。チームメイトには感謝しているよ」とインタビューに答えた。
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