「目に見えることは大切」同性カップルのアスリートが、美しい身体を披露した理由

「2人とも『私たちは同性カップルです』とことさらに言いたいわけではありません。しかし...」

サッカー選手のミーガン・ラピノーさんと女子バスケットボール界のスター、スー・バードさんは、米スポーツ専門チャンネルEPSNが隔週で発行しているスポーツ雑誌の名物企画「ボディ」特集で表紙を飾った、初めての同性カップルとなった。

(左)スー・バードさん(右)ミーガン・ラピノーさん
(左)スー・バードさん(右)ミーガン・ラピノーさん
Radka Leitmeritz

ESPNの「ボディ」特集は、2009年からスタートし、毎年アスリートたちがヌードやセミヌード姿で登場し、その鍛えられた身体を披露している。2018年は、10年目の記念号となる。

「カミングアウトすることは、人々にとって重要なことです。目に見えることは大切です」と32歳のラピノーさんは、25日に公開されたESPNのインタビューで語った。

「『ボディ』特集で表紙を飾る、最初のひとりになることは重要でした。それは、文化的にも社会的にも。誰かがしなければならないことでした」

アメリカ代表のラピノーさんと、シアトル・ストームのポイントガードのバードさんは2017年、2人の関係を公表した。2人はEPSNの「ボディ」特集に登場する初めての同性カップルになることについて光栄なことだと話し合ったという。

「私たちは、2人とも『私たちは同性カップルです』とことさらに言いたいわけではありません」とラピノーさんは語った。

「しかし、実際にこの貴重な機会を生かして、私たちがいるスポーツ界で(性の多様性を)祝福し、(表紙を飾る)最初の同性カップルになることは、とても特別なことです」

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37歳のバードさんは、将来的には、雑誌で同性カップルが特集されることはニュースになるようなことではなく、ごく普通のことになるを願う、と付け加えた。

ラピノーさんは、均等な賃金やジェンダー平等、LGBTQの権利を訴えてきた。一方、バードさんはこれまで、私生活についてはパートナーよりもずっとシャイだったと明かした。彼女の家族や友人は、バードさんが同性愛者であることを知っていたが、彼女はセクシュアリティを公然と宣言する必要はないと感じていたという。

「しかし、それはカミングアウトと同じではありませんでした。それは本当に違いました。ミーガンの近くにいて、私はそれを学びました」とバードさんは語った。

「カミングアウトして、みなさんの反応を目の当たりにしました。人々が私のところに直接会いにくるようになりました。これは本当にパワフルなことだと思います。私が同性愛者だと知らなかった人にとっても、大きな意味があると思いますし、同性愛者に対する人々の認識を変えています」

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Eric Lutzens
ESPN THE MAGAZINE / PHOTO BY ERIC LUTZENS

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。

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