京都刑務所で621人が食中毒 調理場を3日間使用停止
京都市保健所は4日、京都刑務所(京都市山科区)の男性受刑者621人が食中毒になったと発表した。6月下旬に腹痛や下痢の症状があったが、いずれも回復したという。保健所は刑務所で調理した給食が原因とみて、調理場の使用を4日から3日間、停止するよう命じた。
刑務所や市によると、症状があったのは26~76歳の受刑者で、大半は6月28日未明から正午にかけて症状を訴えていた。給食は24人の受刑者が交代で調理していて、職員10人を含む計1132人が同じ給食を食べていた。
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食中毒の原因とみられるのは同26~28日の給食で、鶏肉チンゲンサイ炒めや焼いたサンマなどが出されていた。刑務所は28日以降、給食を中止し、外部から弁当をとって対応しているという。
刑務所は2日間、全受刑者の刑務作業を見合わせた。足立幸弥(ゆきや)所長は「衛生管理を徹底し、適正な施設運営に努めたい」とコメントを出した。
(朝日新聞デジタル 2018年07月05日 02時02分)
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