西野朗監督、任期満了で退任へ 「現場の選手たちの思いは想像以上に強かった」

退任が発表されました。
西野朗監督
西野朗監督
Takashi Aoyama via Getty Images

サッカーのワールドカップ・ロシア大会で、日本を2大会ぶりの決勝トーナメントに導いた西野朗監督が、任期満了の7月末をもって監督を退任する。日本サッカー協会の田嶋幸三会長が帰国後の会見で明らかにしたという。時事ドットコムなどが7月5日、報じた。

(田嶋幸三会長)「(監督を)お願いする時、結果がどうあれこの大会で終わると(話していた)。慰留はしなかった。7月末で日本代表の監督を終了することになる」と話した。

西野監督が退任=サッカー日本代表、2018年7月5日 13:20 −時事ドットコム)

西野監督は2018年4月、ハリルホジッチ氏の電撃解任を受けて急遽日本代表の監督に就任。

続投も期待されていたが、帰国後の会見で、「契約満了までは精いっぱい仕事させてもらう。現場の選手たちの思いは想像以上に強かった。たくさんのスタッフに支えられていることも感じた。本当にありがとうございました」と話した

サッカー日本代表の次期監督候補には、元ドイツ代表の監督ユルゲン・クリンスマン氏(53)が浮上していると複数のメディアが報じていた

クリンスマン氏は現役時代、旧西ドイツのストライカーとして活躍。代表のキャプテンを長らく務め、1990年のワールドカップ・イタリア大会と96年のヨーロッパ選手権の優勝に尽力した。

現役を退いて以降は、2004年にドイツ代表監督に就任。当時、低迷していたチームを科学的なデータを駆使するなどして立て直し、2006年に自国で開催されたワールドカップではドイツ代表を3位に導いた。

スポニチによると、日本サッカー協会は2022年のワールドカップ・カタール大会を目指す新監督として、クリンスマン氏を軸に検討している。日本側は年俸200万ユーロ(約2億6000万円)を提示する見通しで、クリンスマン氏側も前向きな姿勢を見せているという。

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