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2018年07月05日 18時31分 JST | 更新 2018年07月06日 00時12分 JST

義足は空き缶。シリアの難民キャンプに暮らす少女に世界が同情

義足は父親の自作だった

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キャンプ内を空き缶の義足で歩くマヤ・メルヒさん=6月20日、シリア・イドリブ

生まれつき両脚がなく、空き缶を即席の義足代わりにして難民キャンプで暮らしていたシリアの少女が、ソーシャルメディアなどで知られるようになり、トルコで新しい義足がつくられることになった。イギリスの新聞「インディペンデント」などが伝えた。

インディペンデントによると、少女はマヤ・メルヒさん(8)。マヤさんはシリア西部のアレッポで家族と暮らしていたが、内戦によって住まいを追われ、隣接するイドリブの難民キャンプで暮らしていた。

マヤさんは先天的に両脚がない。かつて手術を受けたことがあったが、逆に歩けなくなり、難民キャンプのテントの中で座りきりの時間が多くなっていた。

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「娘がはいつくばって友達と遊ぶ姿を見て胸が苦しくなった」。見かねた父のムハンマドさん(34)が自ら「義足」を作った。ツナ缶とゴムチューブなどを組み合わせて制作し、それを両脚にはめることで、マヤさんはキャンプ内を歩き回るようになった。

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そんな状況を一部メディアが報道したところ、Twitterなどのソーシャルメディアによってマヤさんの写真とともに拡散。人道組織「トルコ赤新月社」がトルコ当局に掛け合い、イスタンブールの医療機関で新しい義足がつくられることになった。

マヤさんはムハンマドさんとこのほど、シリアからトルコに出国。義足制作の準備を進めている。「マヤは歩けるようになる。神の思し召しがあれば3カ月以内に」と担当医は語った。

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手術を受ける医療機関に到着したメルヒさんとムハンマドさん=6月29日、トルコ・イスタンブール

イギリスのタブロイド紙「デイリー・エクスプレス」によると、実はムハンマドさんも生まれつき両脚がなく、マヤさんと同時に義足をつくってもらう予定だ。「私たちにとっては新しい人生になる」とムハンマドさんは喜び、「娘が歩いて学校に登下校する姿を見るのが夢です」と語った。

AFP/Getty Images
キャンプ内を歩くマヤさんとムハンマドさん