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2018年07月08日 11時57分 JST | 更新 2018年07月08日 11時57分 JST

錦織圭選手、ウィンブルドンで16強入り 迫る日没に「早く終わらせなきゃ」

「一球入魂」のスタイルが功を奏した。

フォアハンドで力強いショットを放つ錦織=7日、英ウィンブルドン、下司佳代子撮影
朝日新聞社
フォアハンドで力強いショットを放つ錦織=7日、英ウィンブルドン、下司佳代子撮影

錦織圭、16強入り 迫る日没「早く終わらせなきゃ」

 テニスのウィンブルドン選手権第6日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス3回戦で第24シードの錦織圭(日清食品)が第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)に6―1、7―6、6―4でストレート勝ちし、2年ぶり3度目のベスト16入りを決めた。日本勢で1995年の松岡修造以来の8強入りをめざし、9日の4回戦で世界ランキング138位のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)と対決する。

 錦織は序盤からサーブがさえまくった。第1セットの第1サーブの成功率は驚異の85%をマークし、わずか16分で先取。今大会から、フォールトしたときのために予備の球をポケットにしまわず、1球ごとにボールパーソンからもらう方法を試している。本人が2回戦後の記者会見で言及した「一球入魂」のスタイルが功を奏した。

 その勢いは第2セットも衰えず、第1サーブの成功率は73%。タイブレークを7―3で制して2セットを連取。「サーブは今のところ、好調ですね。1セット、2セット目は確率が高かったのは自分でも感じていたので、スムーズにいってました」

 第3セットこそ、サーブの精度は落ちた。夕暮れが迫り、キリオスが繰り出す時速200キロ級の弾丸サーブが見えにくくなった。「最後の3、4ゲームはかなり見るのがきつかったので、このままタイブレークに行くと本当につらいな、という思いは正直ありました。第2セットを終わって、すでにかなり暗かったので」(錦織)。

 それでもリターンはさえ続けた。5―4とリードして迎えた第10ゲームで4回目のマッチポイントを生かしてストレート勝ち。「日没がかかっていたので、かなりそこに助けられたかな、と思います。集中して早く終わらせなきゃ、と思えた」。沈む太陽との時間との戦いにも競り勝った。

 1番コートの時計は「午後9時5分」を示していた。1時間37分の圧勝劇に、錦織も観客に向かって力強くガッツポーズ。錦織が4大大会で世界ランキング20位以内の選手に勝ったのは、2016年全米オープンで当時2位のアンディ・マリー(英)に勝って以来6試合ぶり。この日の勝利はツアー通算350勝の節目ともなった。

(朝日新聞デジタル 2018年07月08日 07時20分)

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