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2018年07月11日 11時28分 JST | 更新 2018年07月13日 19時02分 JST

3連休で水害ボランティアに参加する人へ。必ず知っておくべき6つのこと《西日本豪雨》

現地のボランティアセンターなどに話を聞きました。

甚大な被害が出ている西日本豪雨。いくつかの被災地では、災害ボランティアの受け入れが始まりつつあります。3連休を控えて「被災地の役に立ちたい」という方も多いと思います。

今回のような豪雨後の「水害ボランティア」に参加する上で、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。現地のボランティアセンターなどに話を聞きました。

1:まずは被災地の状況を知ろう。

時事通信社
水が引いた真備町地区で、道路に残った泥をかき出す人たち=10日、岡山県倉敷市 撮影日:2018年07月10日

まずは、全国社会福祉協議会(全社協)の公式サイトなどで、被災地のボランティア募集状況を確認しましょう。

被災地の状況は刻一刻と変化し、被災地によってニーズも異なり、一日当たりの受け入れ人数を制限したり、参加者を近隣地域の在住者に指定している場合があります。

また、河川の氾濫が続いていたり、交通網が寸断されていたり、土砂災害の危険がある地域もあります。車での乗り入れは危険な場所もあり、交通渋滞を起こす恐れもあります。参加先の自治体のホームページやSNSを確認し、現地の情報を必ず調べておきましょう。

2:事前にボランティア保険に加入しよう。

災害ボランティアに参加する場合は、事前に「ボランティア保険」に加入しておきましょう。自分が住む地元の社会福祉協議会で加入できます。

被災地のボランティアセンターで加入することは、現場の受付を混雑させるなど迷惑になるおそれがあります。

3:適切な装備を用意しよう。

ボランティアに向かう人は「自力」で装備を準備することが必要です。特に水害後は、乾いた汚泥などが飛散したりします。この季節は熱中症対策も必要です。適切な装備を整えましょう。

装備を準備する上では、「水害ボランティア作業マニュアル」(日本財団、レスキューストックヤード発行)が参考になります。作業時の注意事項や安全・衛生管理の注意も記されているので、必ず目を通しておきましょう。

被災地の状況やニーズによっては、必要とされる道具なども異なります。事前にボランティアに参加する地域の社会福祉協議会やボランティアセンターの情報を確認しましょう。

「水害ボランティア作業マニュアル」(日本財団、レスキューストックヤード発行)
「水害ボランティア作業マニュアル」(日本財団、レスキューストックヤード発行)より。

4:被災者に寄り添うような行動をしよう。

時事通信社
ボランティア希望者を支援する地元建設会社の白井洋志社長(右)=10日、広島市安佐北区 撮影日:2018年07月10日

被災地のボランティアセンターでは、実際の活動に入る前にオリエンテーションが設けられます。そこでは「被災者に寄り添うような行動を」と強調されます。

熊本地震の時に私がボランティアに参加した時には、こんな説明がありました。

「たとえば被災者の家の片付けで、泥にまみれた箱を見つけたらどうするべきでしょうか。絶対にしてはいけないのは『このゴミどうしますか?』という聞き方です」

たとえゴミに見えても、被災した方にとってみれば、かけがえのない思い出の品かもしれません。

安易に「ゴミ」という言葉は使わず、「これは洗って、とっておきましょうか?」などと、現場では被災者に配慮した言葉遣いが求められます。

5:食料は自分で持参すること。

kei yoshikawa/HuffPost Japan
熊本地震のボランティアに参加した際、東京から持参したチョコレート味の携帯食。これ1本で164kcal。甘味も効いていて、気分転換にもなった。

被災地ではいまだ流通網が寸断していたり、断水している地域もあります。支援物資は被災者のためのもの。外から被災地に入るボランティアの人は、自分の食料は自分で持参しましょう。

倉敷市の社会福祉協議会は「飲み物は最低でも1.5ℓは必要です」と呼びかけています

夏に向けて暑くなるので、食べやすく、持ち運びやすく、保存が効くものを持参するのが良さそうです。携帯食などが役に立ちそうです。

6:宿泊先を確保すること。

ボランティア活動の中にはハードな仕事もあります。日をまたいでボランティアに参加する場合は、宿泊先を確保することが大切です。

ただ、被災地の宿泊施設の中には豪雨被害の影響で営業を停止していることもあります。地域によっては、そもそも宿泊施設が少ないこともあります。

岡山県総社市ボランティアセンターの担当者はハフポスト日本版の取材に対し「宿泊施設は自力で確保してほしいですが、体を休めるためにも車中泊は避けてください」と話していました。