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2018年07月14日 10時23分 JST | 更新 2018年07月14日 10時23分 JST

建設業を学ぶはずが…福島で除染 憤るベトナム人実習生

「危険な作業と分かっていたら、日本に来なかった」

朝日新聞社
移民との共生を考える集会で、「郡山で除染の仕事をした」「自分の体がどうなるか心配」と訴えるグエン・ドク・カインさん(右端)=3月4日、東京都台東区、織田一撮影

建設業を学ぶはずが...福島で除染 憤るベトナム人実習生

 東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業を外国人技能実習生にさせていたとして、法務省は13日、盛岡市の建設関連会社に対し、実習生の受け入れを5年間停止する処分を下した。この会社で除染作業をしていたベトナム人が朝日新聞の取材に応じ、「危険な作業と分かっていたら、日本に来なかった」と話した。

 グエン・ドク・カインさん(24)は高校卒業後、建設業で働いていた。「日本に行けば稼げる」。ハノイの街角で実習生募集のポスターを見て、1万3千ドルを払って2015年9月に来日した。

 盛岡市の建設会社で働きながら「建設機械・解体・土木」を学ぶはずだったが、15年10月~16年3月、福島県郡山市の住宅地で土壌をはぎ取ったり側溝を洗う作業をした。除染だった。受け入れ窓口の監理団体からは「仕事は簡単」「誰でも出来る」とだけ説明され、必要な教育は受けていない。その後も被災地での解体工事に携わったが、人づてに知り合ったフリーのジャーナリストから、「除染は危ない」と言われ、昨秋、寮から逃げたという。

(朝日新聞デジタル 2018年07月13日 23時52分)

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