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2018年07月16日 16時29分 JST | 更新 2018年07月16日 16時29分 JST

トランプ大統領の「アメリカをもう一度偉大な国に」スローガン帽が、関税政策で値上がりの可能性

2倍ほど高くなるかもしれない。

アメリカのトランプ大統領が推し進めている関税政策の影響で、中国で生産されている「Make America Great Again」帽子が約2倍の価格に値上がりする可能性があると米ABCニュースが報じている。

トランプ政権は7月10日、中国への高関税措置を検討していた総額約2千億ドル分(約22兆円)の対象項目を公表した。朝日新聞によると、新たに一般の消費財も広く含まれており、この中には彼のサポーターに人気の「Make America Great Again」(略称:MAGA)帽子も含まれる。

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MAGA帽子をかぶって観客に手を振るトランプ大統領

「Make America Great Again(アメリカをもう一度偉大な国に)」は、トランプ大統領が選挙が行われていた2015年から掲げているスローガン。

このスローガンが刺繍された真っ赤な野球帽は、彼の熱心なサポーターに人気のアイテムとなっている。

しかし、トランプ氏が大統領に就任した2017年1月20日、「MAGA」帽子が中国やベトナムで生産されていたことが次々と発覚し、サポーターに動揺が走った。

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トランプ大統領のサポーター

ABCニュースのインタビューに答えたのは、中国製の商品を輸入している販売業者のデイビット・ラスオフ氏。中国から赤い帽子を輸入し、アメリカでロゴ部分を刺繍しているという。

「私たちは通常MAGA帽子を9ドルから12ドルで販売しています。しかし、もしアメリカ国内で帽子を製造することになると、20ドルまで値上がりしてしまう」

ラスオフ氏はABCニュースのインタビューの中で、中国の工場のいくつかはトランプ氏の高関税政策に不安を覚えているといい、将来的には帽子の製造数を限定し、コスト単価が上がる可能性があると話した。赤地に白地のMAGA帽子はラスオフ氏の会社でも売れ筋の商品で、トランプ氏がスローガンを掲げた2015年6月からこれまでに数10万個売り上げているという。

現在ラスオフ氏の会社は、トランプ政権が提案する高関税措置から逃れるため、ベトナムからの輸入を検討しているという。