「まんが日本昔ばなし」語り手、常田富士男さん死去 「天空の城ラピュタ」でも声優務める

「むかーし、むかし」の語りが印象的でした。

テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」の語り手を務めた俳優の常田富士男(ときた ふじお)さんが7月18日、病気のため死去した。81歳だった。熊本日日新聞が報じた。

常田さんは1937年、長野県生まれ。熊本県立済々黌高校定時制を卒業後上京し、劇団民芸の水品演劇研究所に入った。俳優として、黒沢明監督の「夢」や今村昌平監督の「黒い雨」「うなぎ」などに出演した。

1975年から94年まで、女優・市原悦子さんとのコンビで「まんが日本昔ばなし」の語り手を担当したことで広く知られている。また、宮崎駿監督の映画「天空の城ラピュタ」では、パズーとシータが廃坑内で出会う「ポムじい」の声優を務めた。

「まんが日本昔ばなし」は、TBS系などで放送されたアニメ番組。製作者の愛企画センター・川内彩友美社長が、「世の中から昔話が消えてしまう」と危機感を抱いたことが番組誕生のきっかけになったという。(2015年10月03日朝日新聞夕刊より)

「むかーし、むかし」とお馴染みの語りで、多くの視聴者から親しまれた。

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