皆既月食で夜空に浮かぶ月が赤銅色に見える幻想的な現象「ブラッドムーン」が7月27日から28日にかけて世界各地で見られる。日本では東北以西で、28日未明に観察できる。
今回の月食は今世紀中、最も長く続くという。
ブラッドムーンは、太陽と地球、月が一直線に並び、地球の影が月にかかることで生じる現象。月は影に覆われても完全に見えなくなるわけではなく、赤銅色に輝いて見える。
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今回、ブラッドムーンが見られるのは日本のほか、アジアやアフリカ、中東など。アメリカ航空宇宙局(NASA)が公表している月食のリストによると、今回の月食は皆既の状態が一番長く、1時間43分続くという。
国立天文台によると、日本で観察できるのは28日午前4時30分〜6時14分。ただし、皆既の状態をすべて見られるのは石垣島以西のみで、ほとんどの地域では、皆既が終わる前に月の入り時刻を迎えるため、最後まで見ることはできない。
各地の月の入り時刻は、次の通り。
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前回皆既月食が起きたのは2018年1月31日。この時は「スーパーブルーブラッドムーン」と呼ばれた。次に日本で皆既月食が見られるのは2021年5月26日という。
今世紀で最長のブラッドムーン。天気が良くなりますように。