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2018年08月03日 12時55分 JST | 更新 2018年08月03日 12時55分 JST

スタバ、出前始めます コーヒーブームに沸く中国で

通販大手のアリババと提携。背景にはスタバの焦りが...

アリババ集団傘下の出前サービスの従業員からコーヒーを配られるスターバックスのジョンソンCEO(中央)とアリババ集団の張CEO(中央左)=2日、上海市、福田直之撮影
朝日新聞社
アリババ集団傘下の出前サービスの従業員からコーヒーを配られるスターバックスのジョンソンCEO(中央)とアリババ集団の張CEO(中央左)=2日、上海市、福田直之撮影

スタバ、出前始めます コーヒーブームに沸く中国で

 米スターバックスは2日、中国ネット通販大手のアリババ集団と販売面で提携し、中国国内でコーヒーの出前サービスを始めると発表した。スタバが中国を代表するIT企業と急速に関係を深める裏には、コーヒーブームに沸く中国で激しい顧客争奪戦に直面していることがある。

 スタバはアリババ傘下の出前サービスを使い、9月に北京と上海で出前を開始。年末には30都市に広げる。また、コーヒーの購入や会員サービスをアリババのネット通販と連携させる。この日、上海市で記者会見したケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は、「提携で中国のコーヒー文化をグレードアップさせ、消費者の期待をさらに上回れる。その意味で、デジタル化の戦略がとても重要だ」と話した。

 提携の背景にはスタバの焦りがある。2017年の4~6月に既存店売上高が前年同期比7%伸びていた中国だが、今年4~6月は前年同期比で2%減に沈んだ。コーヒーブームで愛好者は増えているが、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)など地場の新興コーヒーチェーンの挑戦に加え、欧米のライバルとの間で顧客の奪い合いが激しくなっているからだ。

 スタバの世界全体の既存店売上高は、中国の不振から1%増にとどまり、市場が期待する3%程度に及ばなかった。この期はおひざ元の米国を含む米州でも積極的な出店攻勢が裏目に出て、既存店来店客が2%減に転じた。米中2大市場が同時に試練を迎えている。

(朝日新聞デジタル 2018年08月03日 11時35分)

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