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2018年08月14日 13時11分 JST | 更新 2018年08月14日 13時11分 JST

ハリケーン「へクター」が台風17号に変身。どういうこと?

3年ぶりの越境台風です。

国際宇宙ステーションでリッキー・アーノルドさんが撮影。8月8日にTwitterに投稿したハリケーン「へクター」
Twitter/astro_ricky
国際宇宙ステーションでリッキー・アーノルドさんが撮影。8月8日にTwitterに投稿したハリケーン「へクター」

太平洋に発生したハリケーンの「へクター」が8月14日、台風17号に変身した。どういうことだろう。

 

■台風とハリケーンの違いとは?

実はハリケーンも台風も、同じ熱帯性低気圧だ。発生した場所により呼称が異なっている。

へクターの場合は当初ハリケーンとして発生したが、台風として定義される地域に移動したため、台風に変身したというわけだ。

日本気象協会によると、東アジア周辺の太平洋(赤道より北で、東経180度より西)に発生し、最大風速(10分間平均)がおよそ秒速17メートル以上のものが「台風」と呼ばれている。

一方、ハリケーンは北アメリカ大陸の周辺に発生したものを指す。大西洋もしくは、太平洋(赤道より北で、東経180度より東側)に発生したもので、最大風速(1分間平均)が秒速33メートル以上ものが「ハリケーン」と呼ばれる。

■へクターは、どう移動した?

へクターは、8月2日に初めてハリケーンとして観測されたときは、カリフォルニア半島の沖合い約2000キロの太平洋上に位置していた。その後、5つのカテゴリーのうち上から2番目の「カテゴリー4」の巨大ハリケーンに発達した。

以下は、8日ごろ、国際宇宙ステーションからリッキー・アーノルドさんが撮影したへクターだ。

へクターの中心気圧は、一度は953ヘクトパスカルに達したが、ハワイ諸島の南を通過しながら徐々に衰弱した。14日になって日付変更線をまたぎ、東経180度より西に入ったため、台風17号になった。ニックネームは「へクター」のまま変わらない

中心気圧は998ヘクトパスカルで、ミッドウェー諸島の近海を北西に進んでいる

ウェザーニュースによると、この先も衰弱を続けながら、日本には接近せずに消滅する見込みだ。越境台風になるのは、2015年9月1日に越境した台風17号(ハリケーン「キロ」)以来で、約3年ぶりだという。