『銀魂』、あと5話で完結へ。 悲しみの声が続出

『銀魂』が、約15年の歴史に幕を下ろします。
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『銀魂』9月15日発売の『週刊少年ジャンプ』で完結 作者の初連載作品15年の歴史に幕

空知英秋氏の初連載漫画でアニメや実写映画化にもなった『銀魂』が、9月15日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)42号で完結することが、きょう20日発売の同誌38号の巻頭カラー扉ページで発表された。約15年の歴史に幕を下ろし、万事屋の"営業"が残り5話で終了する。

2003年12月8日から連載がスタートし今年15年目を迎える『銀魂』は、架空の江戸を舞台に繰り広げられる活劇物語。「天人」と呼ばれる異星人らによって支配される世界で、甘党&無鉄砲な侍・坂田銀時が、新八・神楽ら仲間たちとともに万事屋に持ち込まれたさまざまな事件を解決する。その姿が、SF時代劇の世界観でコメディータッチに描かれている。

コミックス第1巻が04年4月2日に発売され、74巻までの累計発行部数は5500万部を突破。06年4月からテレビ東京系でアニメ『銀魂』を放送開始し、11年4月~12年3月まで第2期、15年4月から2016年3月まで第3期、18年1月から第4期を放送している。

また、俳優・小栗旬主演で実写映画『銀魂』が17年に公開され、その年の邦画No.1となる興行収入38億円を突破し、続編となる『銀魂2 掟は破るためにこそある』が17日から公開されている。

作者の空知氏は、02年に『週刊少年ジャンプ』の『第71回天下一漫画賞』応募作『だんでらいおん』で佳作を受賞し、同年同誌42号(02年9月14日発売)に掲載。03年に同誌17号(03年3月25日発売)にて『しろくろ』を発表し、そして、同誌04年2号から初連載作品となる『銀魂』をスタートし、現在に至る。

きょう20日発売の同誌38号の表紙は、実写映画公開記念として、映画『銀魂』で主人公・坂田銀時を演じる小栗旬氏が登場。漫画版、アニメ版、映画版の銀さん3人がそろい踏みで表紙を飾っており、映画情報に加え、巻頭カラーの本編扉ページでは、『銀魂』が最終回まで残り5話であることが発表された。

ネット上では完結することを知り「銀魂あと5話で最終回とかショック死しそう」「いざ終わるとなると物寂しいな」という悲しみの声や、「銀魂が終わって、金魂が始まるんでしょ?」「いやいや続くんだろ、さらっと続くんだろ? 続いてくれ」とギャグ要素が強い漫画だけに、完結することが一種のネタだと思っている声もあがっていた。

そんなファンの声と有終の美に向け、スマートフォンから『銀魂』を楽しめる公式アプリサービスの配信がスタートした。漫画と小説を読むことができるほか、アプリ内で購入できる「金貨」を使うとテレビアニメ『銀魂』シリーズの視聴が可能に。最新情報やキャラクターのプロフィールなども掲載されており、作品のすべてを集結した総合アプリとなっている。

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