女性警官が栄養失調の赤ちゃんに授乳。とっさの判断に称賛集まる

乳を与えられた赤ちゃんはすぐに落ち着きを取り戻したという。

栄養失調の乳児に授乳した警官のニュースが世界中で注目を集めている。

この出来事は、アルゼンチンのブエノスアイレス州にある病院で起こった。CNNなどが報じた。

母親とは引き離されて、病院に運ばれてきたときにはすでに深刻な栄養失調状態だったこの赤ちゃん。とっさの判断で救ったのはセレステ・アヤラさん、搬送された小児病院で警備をしていた。

この赤ちゃんが病院に運ばれてきたときには、空腹から泣いており、スタッフも驚くほど臭くて汚い状態だったそう。しかし、彼女は考える間も無く行動した。

乳を与えられた赤ちゃんはすぐに落ち着きを取り戻したという。

この出来事は、彼女の同僚が8月15日、Facebookに投稿したことをきっかけにSNSで急速に拡散。ハッシュタグなどを使って彼女の英断を称賛する声が広がった。

一躍ヒーローとなった彼女への称賛は、ネット上だけでは終わらなかった。

ブエノスアイレス州の保安大臣、クリスティアン・リトンド氏も彼女の勇気ある行動を讃え、警官から巡査部長へと昇進させた。

「私たちはいち人間として、赤ちゃんを泣き止ませるために彼女がとった、慈愛に満ちた判断に感謝したい」と語っている

さらにアヤラさんは心優しい警察官であるだけではなく、アルゼンチンの消防士官候補生でもあるそう。地元消防団もまた彼女の勇気ある行動を称賛した。

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