目が不自由な妻のためにメイクを覚えた おじいちゃんの愛ある行動に感動広がる

50年以上連れ添った妻モナさんのために...。

84歳のおじいちゃんが、視力が落ちていく妻のためにメイクを施す姿に、ネット中で「理想のカップル」と感動の声が広がっている。

コスメブランド「EX1 Cosmetics」が8月23日、Facebookページに2人の仲睦まじいインタビュー動画を公開した。

デス・モナハンさんは、50年以上連れ添った妻モナさんの視力が少しずつ悪くなり、やがて完全に失明すると言われたことで、メイクを習い始めた。

「モナが必要とすることがあれば、私がやる」

デスさんはそう語る。

いつも使っているファンデーションを、スポンジを使ってのせていく。

「Less is more(余計なものがない方がいい)」

「モナに気分が良くなってほしいだけなんだ」と話し、決して厚化粧にはしない。

メイクをしながら、「君は完璧だ」と声をかけられて、モナさんも「ずっとこうしてたい」と嬉しそう。

このあとデートにでかけると話すデスさんに、舌を出して恥ずかしそうにしているモナさん。「化粧をして、よそいきの支度をするのは大好き」と話す。

この心温まる夫婦のエピソードは、プロのアーティスト、マリオ・デディヴァノヴィックの目にも止まった。

マリオは、タレントのキム・カーダシアンのメイクアップアーティストで、メイクブームの立役者とも言われている。彼は2人の存在を知り、会いたいとマネージャーを通じて2人にコンタクトを取ったという。デスがメイクを習えるように、2人を自身のメイク講座に招待した。

インスタグラムでも「今年いちばんの思い出だ!」と喜びを投稿している。

注目記事