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2018年08月31日 15時40分 JST | 更新 2018年08月31日 16時13分 JST

宮川紗江選手へのパワハラ問題。日本体操協会は第三者委を設立し、真相解明へ

元体操選手たちがSNSで宮川選手へのコメントを始めた

時事通信社
宮川紗江選手へのパワハラ問題で、第三者委員会を設置して調査することを表明した日本体操協会の二木英徳会長(中央)。右は具志堅幸司副会長=8月30日、東京都渋谷区

コーチからの暴力問題で、練習ができない状態になっている女子体操リオ五輪代表の宮川紗江選手。

8月29日には会見を開き、速見佑斗コーチからの暴力を一部認めたうえで「コーチではなく、体操協会からパワハラを受けたと感じている」として、 塚原千恵子女子強化本部長からの発言が苦痛であったことなどを告白した

これを受け、日本体操協会は30日に対策会議を開き、パワハラ問題に対して調査をする第三者委員会の立ち上げを決定した。ハフポスト日本版の取材に対し、協会が答えた。

具志堅副会長「全部の膿を出して、新しく出発しないと」

8月30日に開かれた日本体操協会の会議後、二木英徳会長と具志堅幸司副会長は取材陣に対し、第三者委員会の設置を発表。同協会によると、第三者委員会では10月にドーハで開催される世界選手権前までに結論を出す方針で、委員会のメンバーについては、現在選定中という。

会議は理事など6人で話し合われた。当事者である協会の塚原光男副会長と、塚原千恵子女子強化本部長は参加しなかった。

会議後の会見で、具志堅副会長は、塚原副会長が宮川選手の発言に対し「嘘をついている」などと取材陣に応えたことについて「非常に残念な言葉。言うべきじゃない言葉だったんじゃないか。全部の膿を出して、新しく出発しないと、東京五輪はありえないだろう」と述べた

塚原夫妻はコメントを発表

一方、宮川選手から「オリンピックに出られなくなるわよ」などといった発言をしたと名指しされた塚原千恵子女子強化本部長と、その場に同席していたという塚原光男副会長は8月31日、書面でコメントを発表

書面では「選手の心を傷つけていることに気付くことができなかったことについて猛省しております」と謝罪した。そのうえで、今後に体操協会が設置する第三者委員会への調査に協力するとした。

会見で指摘された「(速水コーチより) 私の方が100倍よく教えられる」といった発言はなかったとした。また、「オリンピックに出られなくなる」という発言については、宮川選手の直近の大会成績などが振るわなかったことを踏まえ、話したことだといい、選手を脅すものではなかったと説明した。

元日本代表選手たちが宮川選手に「応援」コメント

今回の騒動については、元選手たちがSNSを通じてコメントを寄せている。

2012年ロンドンオリンピックの女子体操代表選手だった田中理恵さんは、8月30日にTwitterで「私もさえのためにも、選手たちのためにも、協力します。心配で仕方ない」とコメント。

2009年の世界選手権で、個人総合銅メダルを獲得し、全日本選手権個人総合6連覇の記録を持つ鶴見虹子さんは、「全力で宮川さえちゃんを応援したいです」と投稿した。