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2018年09月05日 14時18分 JST | 更新 2018年09月05日 14時18分 JST

「絶対にびびらない」若きファイター阿武咲。右膝負傷から復活、幕内上位に帰ってきた

「一番一番、守りに入ることなくチャレンジャーで、強気で攻めの相撲を貫いていけたら」

 大相撲の秋場所が9月9日から東京・両国国技館で始まる。この秋場所の番付上位に、3場所ぶりに若きファイター阿武咲(阿武松)が帰ってきた。西の小結だった今年の初場所で右膝の靭帯を痛め途中休場。続く春場所は全休し、三役からわずか2場所で十両に落ちた。それでも夏場所では西十両筆頭で12勝3敗と優勝。力の差を見せ、名古屋場所でも10勝5敗の成績を残した。それでも「成績的には納得できるものではない」と、上位で活躍してこそという高い目標を持つ22歳を支えるのは、どんな相手にも向かっていく精神力だ。

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阿武咲

 右膝の負傷から復活し、返り入幕で10勝5敗。一見、十分な結果に見える内容でも「感覚が前よりも落ちているので、早く戻すために稽古や稽古外でも、そういう意識でやっています」と、暑い夏巡業の中、大粒の汗を流しながら本調子の自分を取り戻そうと必死だった。前頭六枚目まで上がる秋場所は、再び横綱・大関陣との顔を合わせる可能性は十分にある。また自分がけがに苦しむ間に大関になった栃ノ心、さらには先場所の初優勝により、今場所は大関取りになる御嶽海といった力士たちに、これ以上遅れを取るつもりもない。

 体重168キロは幕内力士では平均クラスだが、身長177センチは平均以下。幕内上位ともなれば、自分よりひと回りもふた回りも大きい相手と戦うことになる。それでも「絶対にびびらないのは自分の強み。この人には勝てないだろうなとかじゃなくて、この人に勝ったら沸くんだろうなあとか、そういう強気でいけるところが、自分の一番の持ち味なんだと思います」と、相手が強敵になるほど燃え上がる。

 秋場所の抱負を聞かれると「一番一番、守りに入ることなくチャレンジャーで、強気で攻めの相撲を貫いていけたらと思います」と、気合の入った表情で答えた。横綱・大関陣は高安が28歳だが、残り5人は全員30代の中、次の世代の台頭をファンも待ち望んでいる。その一角に阿武咲が再び参戦できるのか。秋場所の大きな注目ポイントだ。

(C)AbemaTV

▶9/9(日)16:00~ 大相撲LIVE 秋場所(幕内)1日目