初代を縮小復刻「プレイステーションクラシック」12月3日発売。『鉄拳3』など名作20タイトル収録

イチ・二・サンのプレイステーションクラシック

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、初代プレイステーションのデザインをコンパクトなサイズで精密に復刻した「プレイステーションクラシック」を2018年12月3日に発売することを発表しました。

希望小売価格は9980円(税抜)で、プレイステーション用タイトル20作品を内蔵。コントロラーのデザインもオリジナルさながらに再現されています。

1994年12月3日に発売された初代プレイステーションは、当時としては革新的な3DCGのリアルタイム描画を実現し、記録媒体にはCD-ROMを採用してソフトの大容量化を可能にした、90年代以降のゲーム業界に多大な影響を与えたゲーム機です。

AFP/Getty Images

どれほど革新的だったかというと、前年にアーケードで稼働した3DCGドライブゲーム『リッジレーサー』がダウンサイズされたとはいえ、ほぼそのままの感覚でわずか4万円前後の家庭用ゲーム機に移植されたことでも分かるはず。あまりの衝撃に、セガ派の筆者もセガサターンを差し置いて先に買ったほどです。

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プレイステーションクラシックは、最初期型にあたる初代プレステの外見やボタン配置、コントローラ、外見パッケージのデザインをほぼそのままに、本体は縦横で約45%、体積で約80%コンパクトになって復刻されています。

ソフトウェアタイトルは、『R4 RIDGE RACER TYPE 4』(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)、『JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』(SIE)、『鉄拳3』(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)、『ファイナルファンタジーⅦ インターナショナル』(株式会社スクウェア・エニックス)、『ワイルドアームズ』(SIE)など。ソフトウェアメーカーの垣根を超えて、初代PSのシーンをともに作り上げた重要タイトルが集結しています。

テレビなどの外部ディスプレイに接続するためのHDMIケーブル(720p、480p対応)と、本体の電源供給時に市販のUSB対応ACアダプターに接続するUSBケーブルも付属するとのこと。専用コントローラも2つ同梱され、対戦や協力プレイにも対応しています。

なお、数量限定の販売とされているため、予約状況には注意を払ったほうが良さそうです。

ファミコンミニ登場をきっかけにレトロゲーム機復刻ブームが巻き起こっていたなか、ようやく真打ちが登場という感があります。「次世代ゲーム機」と呼ばれていた初代プレステがレトロの仲間入りしている現実も突きつけられたわけですが、ひとまずお祝いしたいところです。

★一方、そのころ...

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