東京の建設現場を四足歩行ロボットが駆け回る----。そんな動画が10月11日、YouTubeで公開され、Twitterなどで話題になっている。
動画を投稿したのは、アメリカのロボット研究開発会社「ボストン・ダイナミクス」(マサチューセッツ州)。
同社の四足歩行ロボット「SpotMini(スポットミニ)」が東京都内のビル建設現場に運び込まれ、稼働状態などを調べる実証実験が行われた。
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工事を手がける大手ゼネコン「竹中工務店」によると実験は6月にあり、スポットミニが自律的に現場を巡回できるかや、作業の進捗管理、安全点検などに役立つかどうかを確認した。
動画では、ロボットが階段を上り下りしたり、障害物を避けながら歩いたりする様子が写っている。産経ニュースによると、実験は大和ハウス工業グループのフジタが進める建設現場でも行われた。
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建設現場にロボットを導入しようとする背景には、この業界が人手不足に悩んでいる実態がある。竹中工務店も「建設就業者不足から、担い手の確保・育成と生産性の向上が大きな課題」としており、2019年夏以降、ロボットを本格的に活用する方針という。
ボストン・ダイナミクスは同じ日、二足歩行のロボット「Atlas(アトラス)」の動画も公開した。
アトラスがスポーツ「パルクール」に挑む内容で、地面に横たわる丸太を飛び越えたり、連続ジャンプで高台に上ったりしている。
華麗な動作に、Twitterでは「人が中に入っているのでは」「そろそろSASUKEに参加できそうなレベル」などと驚きの声が上がった。
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