ポール・アレンさん死去。マイクロソフト共同創業者、戦艦武蔵を発見

総資産2兆円、慈善活動家や探検家としても知られていました。
ポール・アレンさん
ポール・アレンさん
vulcan.com

マイクロソフトの共同創業者で実業家のポール・アレンさんが65歳で死去した。アレンさんの資産運用会社「バルカン」が10月16日に発表した

同社によると、アレンさんは15日に悪性リンパ腫の合併症により、生まれ故郷のアメリカ・シアトルで亡くなったという。アレンさんの妹のジョディ・アレンさんは以下のような追悼コメントを出した。

「兄はあらゆる分野で著名人でした。ポール・アレンの名は、技術者と博愛主義者として知られていましたが、私たち家族にとって彼は、たくさん愛された兄弟であり叔父で、素晴らしい友人でした」

■戦艦武蔵の発見で話題に

アレンさんは1968年、学生時代にビル・ゲイツさんと出会い、1975年にマイクロソフトを共同で設立した。MS-DOSの開発に関わるなど、同社の成功の礎を築いた後、病気療養のため1983年に退社。その後に復帰したが、2000年に再び退社している。

フォーブスによると、アレンさんの総資産は203億ドル(約2兆2700億円)。豊富な資金を活用した投資活動と並んで、慈善活動家や探検家としても活躍。2015年3月には、アレンさんが組織した潜水艦チームが、シブヤン海で旧日本海軍の戦艦武蔵を発見した。

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