国内最大手のエアガンメーカー「東京マルイ」(東京都)は、10月24日、Twitterでハロウィンでのエアガンの扱いについて「公共の場ではエアガンを見せないでください」と、注意を呼びかけた。
同社は「エアガンは日本発祥の文化です。1つの事故・事件がキッカケで規制されてしまう可能性があります。どうぞご理解とご協力をお願いいたします」と書いている。
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どうしてこのような呼びかけを行ったのだろうか。
昨年までのハロウィンでは、仮装の小道具としてエアガンを使用している人が散見されたという。
同社によると、市販されているエアガンの製品自体の所持や使用は合法であっても、周囲の人に恐怖感を与えたりした場合は違法行為となる可能性もある。実際に、エアガンを使用していたことで通報されたという事例もあったという。
ハフポストの取材に対して、担当者は「エアガンを見るだけで、『怖い』と感じる人も多い。見る人がどう感じるかが重要。ハロウィンで、事件や事故が起こる前に注意喚起したかった」と語っている。
過去には、改造エアガンによる発砲事件が発生し、規制が進んだこともある。サバイバルゲームブームなどの後押しもあり、市場が拡大基調にある中で、事件が起こってさらに規制が進むことは避けたいという、メーカー側の事情もあるようだ。
実際にTwitter上では、今回の呼びかけを受けて、自身の思い出などを投稿した人もいる。
「ハロウィンが盛んな地域なので経験あるが、暗闇でエアガン持ってる人マジで怖い」「エアガンむき出しで歩くのは普通に考えて異常だからな?それに側から見てて怖い」という声もあがっていた。
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楽しいハロウィンイベントでの使用であっても、利用者のモラルが問われることになりそうだ。