レスターの会長、ヘリ墜落で死亡。クラブが追悼「このチームは、彼がまとめ上げた家族でした」

スタジアムを離陸したヘリが墜落し、5人が死亡しました。
ビチャイ・スリバダナプラバ氏
ビチャイ・スリバダナプラバ氏
Andrew Boyers / Reuters

イギリス・プレミアリーグのレスターシティは10月28日、タイ人オーナーのビチャイ・スリバダナプラバ氏が乗ったヘリコプターが墜落し、死亡したと発表した。

27日のホームゲームの終了後、スリバダナプラバ氏らが乗ったヘリコプターが本拠地「キングパワースタジアム」から離陸してすぐ、近くの駐車場に墜落。同乗者4人も全員死亡したという。

レスターは公式サイトやTwitterに声明を発表し、「スリバダナプラバ氏と亡くなった方のご家族に対してお悔やみ申し上げます」と追悼の意を表した。

メッセージの中で、「世界は偉大な人を失った。優しくて、寛大で、家族や彼が率いてきた人たちへの愛情にあふれた人。レスターシティは、スリバダナプラバ氏がまとめ上げてきた家族でした。私たちは家族の一員として、スリバダナプラバ氏の死を深く悲しみ、彼が遺したクラブ運営のビジョンの追求を続けていきます」と前を向いた。

クラブは10月30日午前8時から、スリバダナプラバ氏を追悼を希望するサポーターに向けて、キングパワースタジアムで追悼記帳の機会を設ける。 訪問ができないサポーターのために、サイト上でもメッセージを受け付ける。

10月30日に予定していたEFLカップの対サウサンプトン戦と、プレミアリーグのインターナショナルカップの対フェイエノールト戦は、それぞれ延期となった。

声明はまた、「クラブのメンバー一同は、この困難な時にフットボールファミリーみなさまが寄せてくれた支援や団結をつづった思いやりのあるメッセージにとても感謝し、感動しています」と謝意をつづった。

レスターは、元日本代表の岡崎慎司選手が所属。2015-16年シーズンには、クラブ史上初優勝を飾った。サッカーキングによると、スリバダナプラバ氏は2010年に所有権を取得した。

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