河出書房新社が“絵本萌え絵論争”に反論。作家に発注したのは「子ども自身が飛びつく絵」

「なぜ萌え絵にしたのか」度重なる質問に困惑しているという。
「せかいめいさくアニメえほん」シリーズの「にんぎょひめ」(左)と「しらゆきひめ」(2013年発売)
「せかいめいさくアニメえほん」シリーズの「にんぎょひめ」(左)と「しらゆきひめ」(2013年発売)
河出書房新社

近年の児童書のイラストに使われているアニメ風の絵柄が、オタク層向けの「萌え絵」ではないかとしてネット上で論争になっていることについて、児童書を出している出版社から反論する動きが出てきた。

反論したのは「シンデレラ」「にんぎょひめ」などの「せかいめいさくアニメえほん」シリーズを出版している河出書房新社だ。

11月8日、公式Twitter上で同シリーズについて「『萌え絵を描いてください』とお願いしたものではなく『子ども自身が飛びつく絵を』という発注」だったと明かした。

その上で、「『なぜ萌え絵にしたのか』としきりと質問され困惑、担当者も何度説明しても理解してもらえず苦慮しています」として度重なる問い合わせに苦慮しているという。

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