人気ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のランウェイショーが11月8日(現地時間)、ニューヨークで行われ、モデルたちがランウェイで豪華なランジェリーを披露した。
この日、ブラジル出身のモデル、アドリアナ・リマが、20年間に渡り務めた「ヴィクシー・エンジェル」からの引退を発表した。
ヴィクトリアズ・シークレットの広告塔であるモデルたちは「ヴィクシー・エンジェル」と称され、世界中から注目を集める存在だ。
アドリアナは、ショーの開始とともに、過去のヴィクシーショーの出演シーンをまとめたダイジェスト映像をInstagramに公開した。
ショーの舞台裏やランウェイでのパラフルなウォーキングなど、20年間の軌跡がつまった動画は10日時点で700万回以上再生されている。
そこには、ブランドのミューズ(象徴)である架空の女性、"ヴィクトリア"に向けて感謝の思いが添えられていた。
親愛なるヴィクトリア
私に世界を見せてくれて、あなたの秘密を教えてくれて、そして、一番大切なことに、私に天使の羽を与えてくれ、羽ばたき方を教えてくれて、ありがとう。
地球上のすべてのファンのみなさんに愛を。Love, アドリアナ
アドリアナは2017年、アメリカ「ピープル」誌のインタビューで引退時期について聞かれた際には、「体が許す限りはランウェイを歩きたい。最低でも40歳まではね」と話していたという。
しかし、その後Instagranに長文を投稿。自分らしい体を肯定するボディポジティブの考え方に賛同する意見を表明していた。
「多くの女性が毎朝、社会やメディアなどが課してきた"ステレオタイプ"に合うように努力していると感じます。私はそう生きるものではないと思います。身体的にも精神的にも、健康ではないので。だから、私が変化を生み出していくと決めました。理由がなければ、もう服を脱ぐことはありません」
最近のアドリアナは、Instagramにボクササイズやトレーニングなど、運動している様子をよく投稿している。すっぴんの写真も多い。
20年間ヴィクシーブランドを引っ張ってきたアドリアナの引退に、ファンからは「レジェンド、愛してる」「永遠にあなたが私のエンジェル!」といった激励の言葉が寄せられている。
アドリアナは最後のランウェイで、胸の前で両手を合わせ、感極まって涙を流した。
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