グリコの乳児用液体ミルク、「使い捨てほ乳瓶」の併売提案を検討

紙パックの採用は「一日でも早く社会に出すことが使命との想い」
ほ乳瓶のイメージ画像
ほ乳瓶のイメージ画像
Aliseenko via Getty Images

国内初となる乳児用液体ミルクを開発中の江崎グリコ(大阪市)が、同製品に『使い捨てほ乳瓶』の併売を提案したり、将来的に『使い捨て乳首』を導入したりすることを検討していることが分かった。

乳児用液体ミルクは、牛乳由来の原料に栄養を加えたもので、成分は粉ミルクと同じ。粉ミルクと違ってお湯で溶かす必要がなく、封を切ればそのまま飲めるため、災害時の備えとして注目されている。

グリコは、乳児用の液体ミルクを2019年春にも発売する見込みだ。原料の種類や配合などについて厚労省から承認されて、消費者庁から特別用途食品の表示許可を得れば、国内初の販売となる。紙パック入りで常温で6カ月間保存できるという。

■「赤ちゃんがすぐ飲めるようにして欲しい」という声が続出

グリコ製の乳児用液体ミルクの試作品
グリコ製の乳児用液体ミルクの試作品
HuffPost Japan

ただし、11月29日に発表会で披露された試作品は紙パックにストローを差して、ほ乳瓶に移し替える必要があった。

災害時では清潔なほ乳瓶を確保するのが困難なため、ネット上では「容器に使い捨て乳首をつけて、赤ちゃんがすぐ飲めるようにして欲しい」という声や、「使い捨てほ乳瓶をつけて欲しい」という声が多く出ていた。

こうした要望についてグリコはどう考えているのだろうか。ハフポスト日本版からの質問に対して12月4日、以下のような回答があった。

■グリコの広報担当者の回答

まだ発売前ですが、一般ユーザー向けにドラッグストアやコンビニ店、ネット通販をする際に「使い捨てほ乳瓶」の併売提案を検討したいと考えています。

また災害への備えとして、液体ミルクと同時に既に市場にある「使い捨て哺乳瓶」も一緒に備蓄頂くことを推奨していきたいと考えています。(文京区プロテクトベイビーコンソーシアムでは、チューボを採用予定と伺っています)

また、今回たくさんのご要望を頂いている「使い捨て乳首」については、実現のための様々なハードルがあり、当社としては、昨今多発している甚大な自然災害を目の当たりにし、スピード感を持って、一日でも早く社会に出すことが使命との想いで、世界では液体ミルクの容器のスタンダードとなっている、紙パックを採用しました。

将来的には、今回たくさんのご要望を頂いている「使い捨て乳首」も検討していきたいと考えています。

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