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2018年12月04日 17時54分 JST | 更新 2018年12月04日 17時54分 JST

両親を失った長女「泣く時は夜に一人で」 東名あおり事故

公判で死亡を知った時について問われ、長女は言葉を詰まらせながら答えた。

朝日新聞デジタル
横浜地裁前で傍聴券を求めて並ぶ人たち=2018年12月4日午後0時44分、横浜市中区、太田泉生撮影

両親失った長女「泣く時は夜に一人で」 東名あおり事故

 神奈川県大井町の東名高速で昨年6月、一家4人が乗るワゴン車の進路を「あおり運転」で妨害して停車させ、大型トラックによる追突事故で夫婦を死なせたなどとして、危険運転致死傷罪などに問われた石橋和歩被告(26)=福岡県中間市=の裁判員裁判の第2回公判が4日、横浜地裁であった。夫婦の長女(17)の証人尋問があり、両親を亡くした状況を涙ながらに話した。

 事故では萩山嘉久さん(当時45)と、友香さん(当時39)が亡くなった。死亡を知った時について検察側から問われ、長女は「二度と会えないという......感じが......もう......なんか......二度と会えないんだと思って、悲しくなりました」と言葉を詰まらせた。

 検察側によると、長女は警察に対して「すごく涙が出るが、一緒に暮らす祖父母に迷惑をかけないために、泣く時は夜一人で泣く」と話していた。この日、「今もそういう気持ちですか」と聞かれ、「はい」とつぶやいた。

 長女は事故当時、友香さんが運転するワゴン車の助手席に座っており、嘉久さんが被告から「殺されたいのか」「高速道路上に投げてやるぞ」などとすごまれ、胸ぐらをつかまれている様子を見ていた。

 証人尋問は、法廷で直接被告とは会わず、別室から中継する「ビデオリンク方式」で行われた。(飯塚直人)

(朝日新聞デジタル 2018年12月04日 17時09分)

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