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2018年12月08日 12時09分 JST | 更新 2018年12月08日 12時09分 JST

中国、無人月探査機を打ち上げ 世界で初めて月の裏側への着陸目指す

資源確保を視野に、アメリカや日本などとの競争で優位に立つ思惑もありそうだ。

朝日新聞社
月の裏側を走行する嫦娥4号の探査車のイメージ図=中国科学院のサイトから

中国の無人月探査機打ち上げ 月の裏側への着陸目指す

 世界で初めて月の裏側への着陸をめざす中国の無人月探査機「嫦娥(じょうが)4号」が8日未明、四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられた。地球からは見えない月の裏側の謎に迫るため、地形や地下構造などを詳しく調べる予定。資源確保を視野に、米国や日本などとの競争で優位に立つ思惑もありそうだ。

 中国メディアは宇宙当局の情報として、嫦娥4号は8日午前2時23分(日本時間同3時23分)、「長征3号ロケット」に搭載され、成功裏に打ち上げられたと報じた。

 月は常に同じ面を地球に向けて回っており、月の裏側は地球と直接交信できない。そのため、中国は5月、嫦娥4号と地球の通信を中継する小型の衛星を打ち上げていた。

 中国は今回、月にあるとされる水や氷のほか、核融合発電に使われる「ヘリウム3」など、資源の分布状況も調べるとみられる。

 月の裏側はクレーターが多くて起伏が激しいため、表側よりも着陸が難しいとされ、嫦娥4号が無事に着陸できるかが注目される。(益満雄一郎=西昌、石倉徹也)

(朝日新聞デジタル 2018年12月08日 08時55分)

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