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2018年12月25日 20時09分 JST | 更新 2018年12月26日 12時19分 JST

インドネシア津波を起こしたアナク・クラカタウ島とは? 噴火で南西部が崩壊(UPDATE)

19世紀にも同じ場所で大噴火。3万6000人の死者を出した

Twitter/Sutopo_PN
12月23日のアナク・クラカタウ島(インドネシア国家防災庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官のTwitterより)

12月22日にインドネシアの沿岸部を襲った津波で、少なくとも429人が死亡した。その原因となったのは、地震ではなかった。

インドネシア国家防災庁は、スンダ海峡にあるアナク・クラカタウ島の噴火で海底で地滑りなどが起きたことが原因とみられると23日に発表した

 

■島の南西部が崩壊。衛星写真で判明(UPDATE)

日本の国土地理院は、観測衛星「だいち2号」が12月24日に撮影したアナク・クラカタウ島の衛星写真を発表した

8月20日の写真と比べて、島の南西部に明らかな地形変化が起きていた。2km四方の島の南西部が山体崩壊したと考えられている。

国土地理院
アナク・クラカタウ島の比較写真

  

■同じ場所で18世紀に大噴火、3万6000人の死者を出した

国土地理院
アナク・クラカタウ島の位置

日本大百科全書によると、アナク・クラカタウ島はクラカタウ諸島の一つ。スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡に位置する。

同諸島のラカタ島が1883年の大噴火で、ほとんどの部分が水没した。同じ場所に、1927年の海底噴火で新島が生まれて、「クラカタウの子」を意味するアナク・クラカタウと名付けられた。標高150メートルほどと見られている。

1883年のラカタ島の大噴火では3万6000人の死者を出し、火山灰は成層圏に達して全地球を覆い、数年間世界の気温が下がったという。

 

■12月23日に撮影されたアナク・クラカタウ島

23日に撮影された航空写真を見ると、アナク・クラカタウ島のほとんどが噴煙で包まれている。島の全景を確認できないほどだ。

 

Twitter/Sutopo_PN
12月23日のアナク・クラカタウ島(インドネシア国家防災庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官のTwitterより)

  

Twitter/Sutopo_PN
12月23日のアナク・クラカタウ島(インドネシア国家防災庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官のTwitterより)

 

Antara Foto Agency / Reuters
12月23日のアナク・クラカタウ島(撮影:Antara Foto)

  

Antara Foto Agency / Reuters
12月23日のアナク・クラカタウ島(撮影:Antara Foto)

 

Antara Foto Agency / Reuters
12月23日のアナク・クラカタウ島(撮影:Antara Foto)