オバマ前大統領の心を揺るがした、若き4組のリーダーとは? 2019年の抱負をツイート

オバマ氏は「約束してほしいことがある。あなたのコミュニティで、変えたいと思っていることを見つけて、そのための一歩を踏み出してほしい」
Kevin Mazur via Getty Images

バラク・オバマ前アメリカ大統領は12月30日、2018年に心を揺るがされた4組の若手リーダーをTwitterで紹介した。

オバマはツイートで、2019年に向けて「約束してほしいことがある」と切り出し後、「それはあなたのコミュニティで、変えたいと思っていることを見つけて、そのための一歩を踏み出すこと」と呼びかけた。

一歩を踏み出す参考になればと、オバマ氏が心を動かされたという、次の4組の若きリーダーの名前をあげた。

①デジャ・パウエル氏(『ブラック&ウェル』のリーダー)

「ブラック&ウェル」はシカゴ南部の黒人コミュニティの健康改善に取り組む団体で、デジャ氏と友人2人で活動している。

健康や教育、マインドフルネス、食料へのアクセスといった分野で、コミュニティの人たちが自分たちの生活を向上させるための時間や機会を提供している。

② ムッサ・コンドとサンドラ・レデラー

2人は、それぞれの母国であるマリとハンガリーで起きている政治的腐敗に立ち向かっている。公正で透明性のある社会の実現を求めて、共に活動している。

2人は次のような経験が、活動の基礎になっているという。

コンド氏:海外での勉強に必要なパスポート代を捻出するため、身を粉にして働いた。ところが出発5日前、彼の名前は突如、渡航学生リストから外された。

レデラー氏:ブダペストで自分のコミュニティにある歴史的建造物が、市民に通知されないまま、都市開発のために取り壊された。

③ホン・ホアン(環境保護活動家)

ベトナム人として初めて南極大陸を訪れた後、より自然豊かな世界をつくるため、若いリーダー主導の活動を始めた。

④ジョニー・バウチャー(『シップ・オブ・ホープ・コーヒーバー』のオーナー)

「シップ・オブ・ホープ・コーヒーバー」は、自殺予防やメンタルヘルスの支援・相談に乗るコーヒーショップ。

家族や友人を自殺で失った経験から、バウチャー氏が地元シカゴに立ち上げた。

コーヒーで客を出迎えるのと同じように、自殺やメンタルヘルスについて気兼ねなく会話や相談ができる場となっている。

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