イーロン・マスク氏、宇宙船「Starship」テスト機のコンセプト画を公開。 2019年春に試験打上げ予定

レトロなSFに登場するような、滑かな形状に光沢を帯びたシルバーを纏った美しい宇宙船の姿です。
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SpaceX CEOのイーロン・マスクが、次世代のロケット兼宇宙船「Starship」テスト機のコンセプトアートを公開しました。それはまるでレトロなSFに登場するような、滑かな形状に光沢を帯びたシルバーを纏った美しい宇宙船の姿です。

今回公開された画像もまたコンセプトアートとはいえ、地上にそびえ立つ姿は充分なリアリティを伴っているように思えます。

Starshipのテスト機は、直径30フィート(9.1m)もある実物に比べるとかなり小さいサイズで作られます。したがって、中に人が乗ることもなく、内側から外を覗き見る窓もありません。そして試験飛行では、軌道まで到達しない"Glasshopper(バッタ)"式のフライトを繰り返して必要な性能を備えているかを確認し、2020年に最高高度、最高速度での試験を実施する予定だとしています。

コンセプト画像がどの程度現実に沿ったものかはまだわかりませんが、イーロン・マスクCEOは当初予定より半年も早い2019年3~4月の時期に最初の試験打上げを実施する意向を示しています。すでにテスト機が組み立てられていることは、Twitterに投稿された近隣住民の写真からもわかっており、いつもならだいたい遅れるイーロン・マスクの計画が、Starshipに関しては順調に進んでいるように思えます。

もちろん、最終的にクルーが搭乗する本番用機体の建造はまだ先ではあるものの、まずは今年、暖かくなるころに縮小版の宇宙船が飛び立つ姿を楽しみに待ちたいところです。

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