明石市長が辞任表明 自身の暴言について「断じて許されない行為」

泉房穂市長が会見で発表「自分の感情をコントロールできず激昂することは、リーダーの資質を欠いているのは明らか」

兵庫県明石市の泉房穂市長が2月1日に記者会見を開き、辞任することを発表した。市内のビルの立ち退き交渉をめぐり、職員に暴言を放ったことが報道されて問題視する声が出ていた。会見は、Abema Newsが中継した。

自身の暴言について「断じて許されない行為」とした上で、「自分の感情をコントロールできず激昂することはリーダーの資質を欠いているのは明らか」として騒動になったことを謝罪した。また、立ち退き交渉が「予定通りにいかなかったのは市長の責任」として、「市役所の職員の責任ではないことを早く伝えたかった」と説明した。

暴言があったのは2017年6月。朝日新聞などが入手した録音データによると、「立ち退きさせてこい、お前らで。今日、火つけてこい。今日、火つけて捕まってこい、お前。もう行ってこい、燃やしてこい、今から建物。損害賠償、個人で負え。当たり前じゃ」などと記録されていたという。

部下への暴言問題の責任を取り、辞職の意向を記者団に説明する兵庫県明石市の泉房穂市長=2月1日、兵庫・明石市役所
部下への暴言問題の責任を取り、辞職の意向を記者団に説明する兵庫県明石市の泉房穂市長=2月1日、兵庫・明石市役所
時事通信社

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