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2019年02月08日 16時04分 JST | 更新 2019年02月08日 16時04分 JST

フランス外務省「敬意を払わないことは許されない」批判を重ねるイタリアに猛反発

イタリアからの度重なる糾弾に堪忍袋の緒が切れて、異例の措置に踏み切ったようだ。

朝日新聞社
2018年4月、ワシントンで記者会見するフランスのマクロン大統領

仏、たびたびの批判に異例の措置 駐伊大使召還

 フランス外務省は7日、イタリアから「度重なる糾弾に何カ月もさらされている」として、イタリア駐在大使を召還する、と発表した。イタリアの2人の副首相がフランスのマクロン大統領をたびたび批判。当初は取り合わぬ姿勢だったフランス側も、堪忍袋の緒が切れて異例の措置に踏み切ったようだ。

 仏側が最も問題視したのは、イタリアのディマイオ副首相のふるまいだ。5月に控える欧州議会選運動の一環として、今月5日に訪仏。マクロン政権への反対運動を続ける「ジレジョーヌ(黄色いベスト)」のデモ参加者に面会した。

 反既得権益を掲げる新興政党「五つ星運動」を率いるディマイオ氏は「反エリート」で結束できると感じたのか、「変化の風が(イタリアからフランスへ)アルプス山脈を越えた」とフェイスブックにつづり、ジレジョーヌ運動との共闘姿勢を鮮明にした。

 だが、マクロン氏はデモの収束をめざし、全国で首長らとの対話集会を重ねている最中だ。仏外務省は7日の声明で「欧州議会選の運動だからといって、他国の民主主義に敬意を払わないことは許されない」などと猛反発した。

(朝日新聞デジタル 2019年02月08日 09時35分)

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