アート&カルチャー
2019年02月10日 18時42分 JST | 更新 2019年02月10日 19時10分 JST

バンクシーの偽札、大英博物館に所蔵。顔がダイアナ元妃になった「10ポンド札」

博物館の担当者「一風変わった作品をコレクションに加えるチャンスだった」

Getty Images
バンクシーの「ダイフェイスド・テナー」

正体不明の路上芸術家、バンクシーの製作した、顔のすり替わった偽札が大英博物館に所蔵されることになった。イギリスの大手紙ガーディアンが2月1日に報じた

■エリザベス女王がダイアナ元妃に入れ替わった偽札

所蔵されるのは、バンクシーが2004年に製作した偽札の「ダイフェイスド・テナー(Di-faced tenner)」。「ダイアナ元妃の顔をした10ポンド札」という意味があり、本来エリザベス女王の顔が描かれているはずの10ポンド札に、代わりにダイアナ元妃が印刷されている。

さらに本来の紙幣には「バンク・オブ・イングランド(イングランド銀行)」と書かれているところが「バンクシー・オブ・イングランド(イングランドのバンクシー)」とすり替わっている。

大英博物館にバンクシーの作品が所蔵されるのは初めて。BBCによると、代理人から寄贈されたという。

ガーディアンによると、当時バンクシーが効率的に偽札のコピーを製造し、誰でも同じようにコピーを作れる状況だったため、本物のバンクシー作品を手に入れるのに数年かかったという。

担当者はガーディアンの取材に対し「バンクシーの作品は当然欲しい。一風変わったバンクシー作品をコレクションの一つとして加えるチャンスだった」と話している。

バンクシーの作品を巡っては、東京都港区の防潮扉に描かれたネズミの絵が、本人の著作ではないかと話題になった。その後も千葉県九十九里町でバンクシーの作品と似たものが見つかるなど、各地で騒ぎになった。

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バンクシーの「ダイフェイスド・テナー」