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2018年06月19日 12時22分 JST | 更新 2018年06月19日 18時10分 JST

聖書の教えならトランプ大統領は“神の子”? 福音派とマッチする「アメリカ・ファースト」の姿勢

「今回のトランプ大統領の行動は平和を実現している」

 トランプ大統領が米朝首脳会談の後に中止を表明した米韓合同軍事演習について、アメリカのメディアは国防総省が近く正式な中止を発表する見通しだと報じた。

 トランプ大統領は12日の会見で米韓合同軍事演習を「戦争ゲーム」と呼び、北朝鮮との交渉中は中止することを表明。駐韓大使に指名されたハリス前太平洋軍司令官は14日、議会での公聴会で「米朝会談の後に状況は劇的に変化した。我々は主要な演習を中止するべきだと思う」と述べ、これまで対北朝鮮強硬派として知られた姿勢を軟化させている。

 一方、米ニューヨーク・タイムズは、米韓合同軍事演習の中止は「北朝鮮への重大な譲歩だ」と批判した上で、「アジアの同盟国に新たな不安を生み出している」と指摘。また、「日本にとって最大の脅威は、米朝対話が非核化につながらないまま、アメリカ軍が軍事演習の中止をきっかけに北東アジアから徐々に撤退することだ」と分析し、「こうした動きで最も恩恵を受けるのは中国であり、北朝鮮の非核化が進まず中国の脅威も高まれば、日韓は核武装の必要性を感じるかもしれない」と報じている。

 米朝首脳会談に対するアメリカ国民の反応をみてみると、トランプ大統領の北朝鮮問題への対応を「支持する」と答えたのは51%。また、米朝首脳会談により両国間の核戦争の脅威が「低下したと思う」は39%、「状況は変わらない」が37%となっている(13日発表ロイター/イプシス)。

 アメリカの世論は真っ二つに割れた格好だが、トランプ大統領を支持していると言われているのがキリスト教の福音派。去年のGallupの調査では、福音派の42%がアメリカ国内にいるとされ、トランプ大統領の支持につながっているのではとの見方もある。

 そもそも、福音派は保守的プロテスタントの総称で、アメリカ最大の宗教勢力。アーサー・ホーランド牧師によると、「聖書を自由主義的な価値観で解釈する『リベラル』に対して、聖書を神からの言葉として濁りなく信じるのが『エバンジェリカ(=福音派)』」だという。

 では、なぜトランプ大統領は福音派の人に支持されるのか。アーサー牧師は「平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイの福音書 5章9節)という一節を紹介し、「聖書的に言えば、今回のトランプ大統領の行動は平和を実現しているわけで、彼ら(福音派)の信念と非常にマッチしている。トランプ大統領もクリスチャンと言われていて、『このリーダーを支えていくのが教会の大切な責任なんだ』とお互い気持ちが合っているのでは」と見解を述べる。

 また、聖書の「自分自身を愛するように、隣人を愛しなさい」という教えを挙げ、「自分または自分の国を愛せなければ、周りの国も人も愛せないという意味合いの言葉もある。トランプ大統領が『アメリカ・ファースト』と自国のことを考えてから世界のことを考えるのはマッチする」と話した。

 そんな中、日本も日朝会談開催に向けて調整を行っている。アーサー牧師は「トランプ大統領の行動は、今まで希望が見えなかったところに『奇跡が起こるかもしれない』という思いをもたらしている。トランプ大統領が突破口を開いたように、安倍総理にも彼ら(拉致被害者)が帰って来られるように祈る思い」と、拉致問題の進展に期待を寄せた。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

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