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2018年07月06日 17時16分 JST | 更新 2018年07月06日 17時16分 JST

「鏡を磨ききる心構えで」上川法相、オウム死刑執行で会見

死刑執行命令書に署名したのは7月3日だったと明かした上川大臣。

6日、オウム真理教のかつての教祖・麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(63)ら7人の死刑が執行されたことを受け、上川陽子法務大臣が会見を開いた。きょう執行されたのは、松本死刑囚のほか、早川紀代秀死刑囚(68)、井上嘉浩死刑囚(48)、新実智光死刑囚(54)、土谷正実死刑囚(53)、中川智正死刑囚(55)、遠藤誠一死刑囚(58)の6人。

死刑執行命令書に署名したのは7月3日だったと明かした上川大臣。ただ、いつ頃から執行の検討が行われたのか、なぜこの7名で、なぜこの時期だったのか、そして再審請求中の死刑囚がいたかとの質問には「個々の死刑執行の判断に関わることなので、お答えについては差し控える」とし、死刑囚たちの執行時の様子、松本死刑囚の精神状態、遺体の引き渡しなどについて同様の回答を繰り返した。

個々の死刑執行の判断、対応について、より情報公開をすべきではないかという趣旨の質問が出ると、上川大臣は「死刑の判断に関わることについて大臣である私から発言をすること自体、執行を待つお立場にある死刑囚の心情を害する可能性があると考えている。個々の死刑執行の判断についてはお答えを差し控えることが必要な条件ではないか」と説明した。

さらに命令書にサインしたときの心境を問われると、「申し上げるまでもないが、死刑という刑罰は、人の命を絶つという極めて重大な刑罰で、執行に際しては慎重な上にも慎重な態度で望む必要があると考えている。同時に、法治国家として確定した裁判の執行が厳正に行われなければならないのことも言うまでもない。特に死刑の判決については極めて凶悪かつ重大な罪を犯した者に対して裁判所が慎重な審理を尽くした上で言い渡すもの。法務大臣としてはその判断を尊重しつつ、法の定めるところに従って慎重に、厳正に対処すべきものであると思っている。一連の犯行については、27名にも及ぶ尊い命が奪われた。多くの方々が一命を取り留めたものの障害を負わされ、中には重篤な障害を負われた方々もいる。被害者、ご家族が受けられた恐怖、苦しみ、悲しみは想像を絶するものがある。こうしたことを踏まえつつ、私としては鏡を磨いて磨いて磨いて磨いて、という心構えで、慎重にも慎重な検討を重ねたうえで死刑執行命令を発した。判断する上では、様々な時代の中の事も考えながら、そしてこれからのことも考えながら、一つずつの事件について慎重の上に慎重に、重ねて申し上げるが、鏡を磨いて磨いて磨いて磨ききる気持ちで判断した」とコメント。重ねて「その鏡には一点の曇りも残っていないか」と尋ねられると「私は磨いて磨いて判断をさせていただいた、それ以上でもそれ以下でもない」と強調した。

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